[この記事は プロダクト マネージャー、William Denniss による Google Developers Blog の記事 "A final farewell to ClientLogin, OAuth 1.0 (3LO), AuthSub, and OpenID 2.0" を元に、北村が翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

いよいよ ClientLogin、OAuth 1.0 (3LO)、AuthSub、OpenID 2.0 のサポートを終了し、シャットダウンのプロセスを開始したことをお知らせします。まだこれらのサービスを使用している場合、今後正常に動作しなくなりますので、OAuth 2.0OpenID Connect にすみやかに移行していただく必要があります。

サインイン システムを移行するもっとも簡単な方法は、Google Sign-in SDK を使うことです(移行についてはこちらのドキュメントをご覧ください)。Google Sign-in は Google が標準として使用している OAuth 2.0 と OpenID Connect のインフラストラクチャをベースに構築され、ウェブ、Android、iOS での認証・認可フローを、1 つのインターフェースで提供します。サーバー API を移行する場合は、OAuth 2.0 クライアント ライブラリの使用をおすすめします。

Google は今後、従来の認証プロトコルをサポート外とすることで、OpenID Connect と OAuth 2.0 のサポートに注力していきます。これら最新のオープン スタンダードは、Google アカウントのセキュリティをさらに強固なものとし、開発者のみなさまにとっても、従来より簡単に実装できるものとなっています。

※ 3LO とは、承認を行うエンドユーザーを伴った 3-legged OAuth を意味します。対照的に、2-legged OAuth(2LO)は、組織規模でのポリシーによるアクセスコントロールのような、企業ごとの認可シナリオを意味します。OAuth1 3LO と 2LO フローはどちらもサポートが終了しますが、今回のアナウンスは OAuth1 の 3LO についてのみです。

Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team