Google アサインメントと Canvas によって Google ドキュメント エディタと Google ドライブが拡張され、Canvas のファイル提出に対応するようになりました。アサインメントを使用すると、生徒への課題の配布と採点、盗用がないかどうかの分析ができ、さらに Canvas を通じて Google ドキュメントと Google ドライブを活用できます。
アサインメントの機能とメリット
管理者が Canvas の設定で Google アサインメントを有効にすると、アサインメントの機能とメリットを活用できるようになります。
- 教師が課題を新規作成する際に外部ツールとして Google アサインメントを選択して、次の目的に利用できます。
- Google の採点インターフェースまたは SpeedGrader™ で採点する。
- 課題にファイルを添付し、各生徒が自分専用のコピーを編集して提出できるようにする。
- 独自性レポート機能を使用して、引用表記の漏れや盗用の可能性がないかを調べる。
- Canvas で作成された課題に対して生徒が Google ドライブのファイルを提出し、教師がそのファイルを SpeedGrader™ で採点する。
- Canvas のリッチテキスト エディタを使用して Google ドライブのファイルを埋め込む。
- Canvas の Module に Google ドライブのファイルを追加する。
アサインメントは、以下の点で Google Apps LTI より優れています。
- Google によって正式にサポートされており、Google Workspace for Education 利用規約が適用されます。
- 学校発行の Google アカウントの使用を生徒に強制する設定を管理者が選択できます。
- Learning Tools Interoperability(LTI)1.3 の使用によりセキュリティを強化しています。
- Canvas で課題を新規作成します。
- [Submission Type] で [External Tool] を選択します。
- [Find] をクリックして [Google Assignments] を選択します。
生徒が Google ドライブのファイルを提出し、教師はそのファイルを SpeedGrader™ を使用して採点できます。
教師の方
Canvas で作成した課題に対し、生徒が Google ドライブのファイルを提出することを許可する
- Canvas で新しい課題を作成した後、[Submission Type] の横にある [Online] を選択します。
- [Online Entry Options] の下で [File Uploads] をオンにします。
重要: 必ず [File Uploads] をオンにしてください。この項目がオフになっているとファイルの提出ができません。
生徒の方
課題を提出する
- 学校のアカウントでログインしていることを確認します。
- [File Upload] の横の [Google Drive] をクリックします。
- Google ドライブのウィンドウを開くには、[Select file] をクリックします。
- Google ドライブのファイルを選択します。
- [Add] [Attach] [Submit assignment] をクリックします。
ファイルに対する権限はすべて、アサインメントによって自動的に割り当てられます。クラスを履修している生徒とその保護者なら誰でも、Google アカウントへのログインを必要とせずに、埋め込まれた教材を見ることができます。詳細な手順は Canvas ヘルプセンターを参照してください。
Google ドライブのファイルを Module に追加する手順は次のとおりです。
- Canvas にログインします。
- 該当するコースを開きます。
- [Modules] [Add Item] をクリックします。
- [Add] の横の [External Tool] を選択します。
- [External Tool] で [Google Drive] を選択します。
- Google アカウントにログインします。
- [Allow] をクリックします。
- Google ドライブのファイルを選択します。
- [Submit] をクリックします。
よくある質問
組織で Google Apps LTI を使用している場合でもアサインメントを使用できますか?2023 年 10 月に、Instructure 社は Google Apps LTI のサポートを終了します。これに伴い、次のようになります。
- 新規インストールができなくなります。
- 新たな開発は行われなくなります。
- カスタマー サポートを利用できなくなります。
Google と Instructure 社は、Google アサインメント LTI 1.3 に Google Apps LTI の機能が含まれるようにします。また、以下の特長も含まれるようにします。
- セキュリティの向上
- 柔軟性
- 統合
Google Apps LTI の既存のユーザーは今後も Google Apps LTI にアクセスできますが、Google アサインメント LTI 1.3 に移行することを推奨します。
アサインメントの最新の機能を使用するには、Google アサインメント LTI 1.3 をインストールして移行してください。
現在のところ、フォームを埋め込んだり、テストのファイル形式としてフォームを選択したりすることはできません。テストで Google フォームを使用するには、まずフォームを作成し、そのリンクを生徒と共有してください。詳しくは、Google フォームの使い方をご覧ください。
重要:
- ドメインで Google Apps LTI 1.1 と Google アサインメント LTI 1.3 の両方が有効になっていることを確認してください。
- Google Apps LTI Cloud の課題を移行すると、提出済みの課題はリセットされます。
- 以前の提出物を保持するには、Canvas の課題のコピーを作成してください。
- Google アサインメント LTI 1.3 に移行する Canvas の課題を見つけます。
- 課題の右側にあるその他アイコン [Edit] [More options] をクリックします。
- [Submission Type] の横にあるプルダウン [External Tool] をクリックします。
- [Find] をクリックします。
- [Google Assignments (LTI 1.3)] を選択します。
- このオプションが表示されない場合は、Canvas 管理者に、Google アサインメント LTI 1.3 を有効にするようリクエストしてください。
- Google Workspace for Education アカウントをリンクします。
- [Continue] をクリックします。
- ドライブのワークシート ファイルを添付します。
- 採点ツールを選択し、期限と点数が更新されていることを確認します。
- [Create] をクリックします。
- Canvas ページで、[Select] [Save] をクリックします。
関連トピック
- Canvas 内でアサインメントを設定する
- Schoology などの学習管理システム内でアサインメントを設定する
- Blackboard 内でアサインメントを設定する
- Brightspace/D2L 内でアサインメントを設定する
- Moodle 内でアサインメントを設定する
- Sakai 内でアサインメントを設定する
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