この記事は 8 月 25 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。


概要
管理者が特定のグループを定義し、ユーザーはドライブ ファイルをそのグループとリンク共有できる新機能をリリースいたします。これにより、管理者はユーザーがファイルを共有する相手に対して、より影響力を持つことができます。また、ファイルが誤って必要以上に共有される可能性を減らすことで、組織のデータを保護することができます。対象グループはベータ版の初期状態で利用できます。


対象
管理者とエンドユーザー


利点
以前は、管理者がファイルのリンク共有をユーザーに許可する際、共有する相手として、ドメイン全体、またはリンクを知っているユーザー全員のどちらかしか選択できませんでした。対象グループを使用することにより、管理者はより詳細なリンク共有のオプションを定義、推奨できるようになりました。

これにより、共同作業が妨げられることなく、管理者が必要以上の共有を防止することが可能になります。また、対象グループが管理者によって定義、推奨されるため、ユーザーは対象グループとのファイルの共有が適切で安全に行われているということを確信できます。また、対象グループを使用すると、リンクの共有が簡単に行えるだけでなく、より具体的に対象を設定できるため、ユーザーはより迅速にファイルを共有できるようになります。これにより、ユーザーが特定のユーザーやグループを手動で追加したり、個別のアクセス要求に応答したりする必要性を減らすことができます。 

例えば、管理者は対象グループを「財務チームのメンバー全員」と設定することができます。チームのメンバーがファイルのリンク共有を有効にすると、リンク共有を財務チームの全員に許可するというオプションが表示されます。チームのメンバーはリンクにすぐにアクセスできますが、チームの外部のユーザーは、ファイルを表示する前に許可を求める必要があります。



ご利用方法
  • 管理者: 管理コンソール > [ディレクトリ] > [対象グループ] で、対象グループの設定を見つけます。対象グループは、グループまたは組織部門単位で割り当てることができます。詳しくは、ヘルプセンターの組織の対象グループを管理するをご覧ください。 
  • エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。管理者がこの機能を有効にした場合は、上の画像のように、ドライブのリンク共有オプションとして、ユーザーが利用できる対象グループが表示されます。 
管理者は管理コンソールで対象グループを作成できます




リリース スケジュール


対象
  • G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education が対象
  • G Suite Basic、G Suite for Education、G Suite Essentials、G Suite Enterprise Essentials、G Suite for Nonprofits をご利用のお客様は対象外 


関連情報

ロードマップ



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