この記事は 5 月 5 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
セキュア LDAP サービス は、LDAP ベースのアプリケーションとサービスを Cloud Identity または Google Workspace に簡単かつ安全に接続するための機能です。LDAP クライアントで利用できるようにする属性を、管理者が指定できるようになりました。
  • システム属性 - すべてのユーザー アカウントで利用可能なデフォルトのユーザー属性(メール、電話、住所など)。このオプションを無効にすることはできません。
  • 公開カスタム属性 - 組織に公開されているカスタム ユーザー属性。
  • 限定公開カスタム属性 - ユーザー本人と管理者のみが表示できるカスタム ユーザー属性。個人情報を LDAP クライアントに開示することになるため、限定公開カスタム属性を使用するときは注意が必要です。
 
 
対象
管理者とエンドユーザー
 
 
この機能の意義
LDAP クライアントはセキュア LDAP サービス内にあるので、従来の LDAP ベースのアプリや IT インフラストラクチャに Google Workspace の認証情報を使用してアクセスできます。この機能により、管理者は LDAP ベースのアプリケーションおよびサービスと Google Workspace サービスおよび Cloud Identity サービスとの連携を、より詳細に制御できるようになります。
 
詳細
カスタム属性の命名要件とガイドライン
  • カスタム属性の名前に使用できるのは、英数字とハイフンのみです。
  • カスタム スキーマ間で重複する属性名は使用できません。
  • カスタム属性名が既存のシステム属性と同じである場合は、システム属性の値が返されます。
重要:  属性名が上述のガイドラインに準拠していない場合、該当の属性値は LDAP 応答の対象から除外されます。
 
ご利用方法
 
リリース スケジュール
 
ご利用対象
  • Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、G Suite Enterprise、Cloud Identity Premium をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外
 
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