この記事は 10 月 24 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
先ごろリリースした Gmail のマルチ送信機能により、多数の宛先に対してこれまでより簡単に個別のメール送信を行えるようになりました。大規模なイベントを主催する際や、顧客にニュースレターを送信する際、Bcc で一斉送信するよりもマルチ送信を使用した方が、よりビジネスにふさわしいメールを送ることができます。返信も個別のスレッドに表示されるので、会話の管理が容易です。
 
 
本日は、マルチ送信メールをカスタマイズする際に使用できる、メールへの差し込みタグ(@firstname や @lastname など)についてお知らせします。
 
 
この機能は、本日から数週間かけて展開されます。詳細については、下の「リリース スケジュール」をご覧ください。
 
 
対象
エンドユーザー
 
 
利点
ウェブ版 Gmail でメールへの差し込みタグを使用することで、よりカスタマイズされた魅力的なメールを多数の宛先に送信できます。
 
 
ご利用にあたって
  • 管理者: この機能に管理者向けの設定はありません。
  • エンドユーザー
    • マルチ送信モードを有効にする: 
      • メールへの差し込みを使用するには、マルチ送信モードを有効にする必要があります。メール作成ウィンドウのツールバーにあるボタンを使用して、マルチ送信モードを有効にしてください。
    • メールの下書きの [宛先] 欄に宛先を追加する
    • メールへの差し込みタグを挿入する: 
      • 「@」と入力して、利用可能な差し込みタグのリストを表示します。
      • Enter キーを押すか、使用したい差し込みタグをクリックして、目的の差し込みタグを挿入します。
      • 現在のところ、ご利用いただける差し込みタグは、@firstname、@lastname、@fullname、@email です。
    • 受信者に表示される内容: 
      • メールの送信時に、Google コンタクトに保存されているデータから姓と名の値が取得されます(データがある場合)。追加した宛先が Google コンタクトに登録されていない場合は、メールへの差し込み機能により、名前の形式に基づいて姓と名の推測が試みられます。送信したメールに相手の名前が正しく表示されるようにするには、Google コンタクトに宛先を追加しておくのが最適な方法です。
      • メールへの差し込みについて詳しくは、ヘルプセンターの記事をご確認ください。
    • カスタムの差し込みタグを追加する: 今後、スプレッドシートを使用したカスタムのメールへの差し込みタグもリリースされる予定です。
    • メールへの差し込みを行ったメールをプレビューする: 相手にマルチ送信メールを送信する前に、自分宛てにプレビューを送信できます。下書きにメールへの差し込みタグが挿入されている場合は、テストメールに 1 件目の宛先の対応する値が表示されます。
リリース スケジュール
 
対象
  • Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus、Workspace Individual をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Enterprise Essentials、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Frontline および従来の G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外
  • 個人の Google アカウントをご利用のお客様は対象外
関連情報