この記事は 1 月 19 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

10 月に発表したとおり、Google Meet と Zoom でのビデオ会議デバイスの相互運用機能をリリースします。これにより、次のことが可能になります。

 

  • Google Meet ハードウェア デバイスから Zoom ミーティングに参加する
  • Zoom Rooms から Google Meet の会議に参加する

 

なお、Meet と Zoom 間の相互運用は主なビデオ会議機能に対応していますが、一部の高度な機能(アンケート、オンラインでの画面共有、デュアルスクリーンのサポートなど)はご利用いただけない可能性があります。


左: Google Meet ハードウェアでの Zoom ミーティング。右: Zoom Rooms での Google Meet
 

 

この最新の機能を利用することで、Google Meet エコシステム外の相手とのコミュニケーションやコラボレーションをより円滑に行えるようになります。
 
 
補足情報
今回リリースされる組み込みの相互運用機能をサポート対象デバイスでご利用いただくにあたり、追加料金は発生しません。
 
 
スケジュール設定された参加と会議コードによる参加がサポートされているほか、Meet と Zoom のどちらでもノックなしの参加(ロビーのバイパス)を設定できます。
 
 
同様の組み込みの相互運用機能は、Google Meet と Cisco Webex の間で、各プラットフォームの該当デバイスですでにご利用可能となっています。また、Pexip は、幅広いサードパーティ製ビデオ会議ハードウェア(組み込みの相互運用機能をサポートしていない可能性のある旧デバイスを含む)から Meet の会議に参加できるように、取り組みを続けています。Pexip の詳細については、ヘルプセンター記事をご確認ください。
 
  ご利用にあたって
 
Google Meet ハードウェアでの Zoom との相互運用
 
    • Meet ハードウェアから Zoom ミーティングへのノックなしの参加を設定するには、Zoom Admin の [Account Management] > [Account Settings] > [Meeting] > [Allow my organization's 3rd party conference room systems to join my Zoom meetings as an authorized user] でトークンを生成して、Google Workspace 管理コンソールの [デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [設定] > [サービスの設定] > [組み込みの相互運用機能への直接アクセス] に貼り付けます。
       
  • エンドユーザー: 管理者がこの機能を有効にしている場合、次の方法で Google Meet ハードウェア デバイスから Zoom の会議に参加できます。
    • 臨時の会議に参加するには、タッチ コントローラで [会議に参加または開始] をタップし、プルダウン オプションから [Zoom] を選択します。
    • スケジュール設定された会議に参加するには、Zoom の会議の詳細情報が含まれる予定に会議室を追加します。  
      • 注: カレンダーの予定が Google カレンダーで作成されたものではない場合は、その予定をコピーして手動で会議室の詳細を入力するか、Zoom への参加についての詳細情報をコピーして Google カレンダーの新しい予定の説明欄に貼り付ける必要があります。
  • Google Meet の相互運用について詳しくは、ヘルプセンター記事をご確認ください。
Zoom Rooms での Meet との相互運用
 
  • 管理者: Zoom Rooms での Meet との相互運用機能はデフォルトで無効になります。Zoom Admin の [Room Management] > [Zoom Rooms] > [Meeting] > [Support Google Meet web client meeting on Zoom Rooms] でこの機能を有効にすることができます。詳しくは、Zoom のサポートページをご覧ください。
 
  • Zoom Rooms から Meet の会議へのノックなしの参加を設定するには、Workspace 管理コンソールの [アプリ] > [Google Workspace] > [Google Meet の設定] > [相互運用トークン] でトークンを生成して、Zoom Admin の [Room Management] > [Zoom Rooms] > [Support Google Meet web client meeting on Zoom Rooms] にある [Google Meet Interop Token] 欄に貼り付けます。
 
  • エンドユーザー: 管理者がこの機能を有効にしている場合、次の方法で Zoom Room から Meet の会議に参加できます。
    • 臨時の会議に参加するには、Zoom Room コントローラから Google Meet の会議コードを入力します
    • スケジュール設定された会議に参加するには、Google Meet の詳細情報が含まれる予定に会議室を追加します
    • 詳しくは、Zoom のサポートページをご覧ください。
  リリース スケジュール
Meet ハードウェアでの Zoom との相互運用
 
管理者の設定
 
エンドユーザー向け(デバイス)
 
Zoom Rooms での Meet との相互運用
対象
 
  • Google Meet ハードウェアでの Zoom との相互運用機能は、Google Workspace をご利用のすべてのお客様、および G Suite Basic または Business をご利用のお客様が対象です。ご利用には Google Meet ハードウェアが必要です。自動更新の有効期限が切れていない、サポート対象のすべての Google Meet ハードウェア デバイスでこの機能をご利用いただけます。
     
  • Zoom Rooms との相互運用機能は、Zoom Rooms をご利用のすべてのお客様に、サポート対象の Zoom Rooms デバイスや機器でご利用いただけます。ただし、お使いのデバイスのメーカーから最新の Zoom Rooms ソフトウェアの更新がリリースされるまでは、デバイスでこの機能が完全にはサポートされない場合もあります。
     
  • Zoom サポートのページを参照して、最新のサポート対象デバイスとプラットフォームについてご確認ください。
 
リソース