この記事は 2 月 21 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
Google は 2 月 8 日、Gemini 時代のさらなる進化を発表しました。この一環として、本日より Duet AI for Google Workspace Enterprise アドオンの名称が Gemini Enterprise へと改められます。Gemini Enterprise では、文書作成サポート、データ整理サポート、画像作成サポートといった Workspace 内のあらゆる生成 AI 機能を制限なくご利用いただけます。Meet の字幕リアルタイム翻訳といった最も先進的な AI 機能を利用するには、今後も Gemini Enterprise が最適なオプションとなります。
 
また、Google Workspace の新規および既存のお客様向けに Gemini Business をリリースいたします(詳しくは、後述の「対象」セクションをご覧ください)。Gemini Business は Gemini Enterprise で利用可能な生成 AI 機能の一部をご利用いただける Workspace アドオン サブスクリプションで、1 か月あたりのご利用に制限があります。生産性と創造性を高め、時間を節約するためのツールが備わった Gemini Business は、生成 AI の導入をお考えの企業様に適しています。
 
さらに、Gemini Enterprise および Gemini Business をご利用のお客様は、新しいスタンドアロン エクスペリエンス(gemini.google.com)を通じて Gemini と直接チャットできるようになります。本日よりリリースが開始されるこの機能は、Google の 1.0 Ultra モデル*を基盤として作られており、エンタープライズ グレードのデータ保護および管理機能を備えています。Gemini を仕事の足がかりにし、より良い方法でリサーチやブレインストーミング、情報分析を行えます。すべてにおいて回答のダブルチェック機能が付いているため、自信を持って情報を活用できます。Gemini Business および Gemini Enterprise プランでは、会話の内容が広告目的で使用されたり、人間のレビュアーの目に触れたり、生成機械学習技術の向上に使用されたりすることはありません。詳細については、Workspace ブログの最新の投稿と、生成 AI 時代における Google Workspace データの保護の取り組みについての以前の投稿をご覧ください。Gemini Enterprise および Gemini Business のお客様を対象とした Gemini のリリースは、本日より数日間かけて行われます。
 
  影響を受けるユーザー
管理者
 
  今回の変更の意義
これらの新サービスにより、Google の堅牢な AI 機能スイートを企業でさらにご活用いただけるようになります。たとえば次のような活用方法が考えられます。
  • Google の 1.0 Ultra とエンタープライズ グレードのデータ保護が備わった Gemini(gemini.google.com)を使って、リサーチやブレインストーミング、情報分析を行う
  • Gemini(gemini.google.com)で回答をダブルチェックして、情報を検証する
  • Gemini(gemini.google.com)とチャットして役立つ言葉や画像を受け取り、手間をかけずに新規あるいは既存のドキュメント、プレゼンテーション、メールで利用する
  • Gmail でメール文の作成や推敲をサポートしてもらう(外出中にモバイル デバイスから使用することも可能)
  • Google ドキュメントでコンテンツの作成、推敲、校正をサポートしてもらう
  • Google スライド内で直接、プレゼンテーション用のオリジナル画像を生成してもらう
  • Google スプレッドシートでプロジェクトの計画を立ててもらう(シンプルなプロンプトで指示)
  • スタジオビデオを使って自分の映像が Google Meet で綺麗に見えるようにしてもらう
  • Google Meet で背景画像を作成してもらう
  • Google Meet で字幕の翻訳を表示してもらう
Gemini Business は生成 AI の導入をお考えの組織のお客様に適しています。Google のあらゆる生成 AI 機能を制限なくご利用になることを希望される組織のお客様には、Gemini Enterprise をおすすめします。同じドメインで Gemini Business と Gemini Enterprise の両方のライセンスを持つことも可能です。両方お持ちいただくことで、組織で柔軟に生成 AI を展開できます。
 
  補足情報
Google Workspace for Nonprofits をご利用のお客様に Gemini Enterprise をお申し込みいただけるようになりました
Google Workspace for Nonprofits サブスクリプションをお持ちの非営利団体のお客様に、Gemini Business および Gemini Enterprise アドオンをご購入いただけるようになりました。Gemini for Google Workspace の内容無料試用の開始について詳しくは、リンク先のページをご確認ください。
 
ご利用にあたって
対象
  • Gemini Business は Google Workspace Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Frontline Starter、Frontline Standard、Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus、Google Workspace for Nonprofits のお客様にアドオンとしてご利用いただけます。

    Education エディションをご利用のお客様への Gemini for Workspace のリリースについても現在作業を進めており、数週間内に情報をご案内できる見込みです。
     
  • * 現在のところ、香港、フランス、仏領地域で勤務されている Gemini Enterprise および Gemini Business のユーザー様には Gemini(gemini.google.com)をご利用いただけません。Gemini for Google Workspace に含まれるその他の機能については、これらの地域でもすべてご利用いただけます。
  • Gemini for Google Workspace の機能をご利用いただけるのは、18 歳以上のユーザー様に限られます。