管理コンソールの Google ドライブ監査ログを確認することで、G Suite 管理者はドメイン内のユーザーがドライブで行っている、ファイルの作成、共有、ダウンロード、削除といった操作を詳細に把握できます。このたびのアップデートにより、監査ログの情報、とりわけファイルの公開設定に関するデータを簡単に整理できるようになりました。今後は、次のカテゴリのフィルタが表示されます。

1. 以前の公開設定
過去のある時点でファイルやフォルダが外部と共有されていた、ウェブ上で公開されていた、などの公開設定の条件を選択して、それに一致する項目をフィルタリングできるようになりました。この条件をレポートの列として追加することもできます。

2. 公開設定
現時点でドメイン内の誰でも閲覧できるファイルやフォルダ、リンクを知っている全員がアクセスできるドキュメントなど、[以前の公開設定] と同様に [公開設定] でフィルタリングして、その情報をレポートの列として追加できるようになりました。

3. 項目の公開設定の変更
ファイルの公開設定が内部から外部に変更された、または外部から内部に変更された、などのカテゴリの項目をフィルタリングできるようになりました。

4. アイテムタイプ
先日、ドライブ監査ログに、JPEG 画像、PDF、PNG 画像、MP4 動画、Microsoft Word など、いくつかの新しい「アイテムタイプ」を追加しました。これらは最も多く記録されるアイテムタイプの一部であり、組織内で行われている操作についてさらに詳しい情報を得られるようになります。このたびのリリースにより、これまでのアイテムタイプに加えて、新しいアイテムタイプでもフィルタリングできるようになりました。
 
これらの新機能により、組織で行われているドライブのアクティビティをより深く理解し、アクセス権の変更をファイルの種類や共有方法から迅速に特定できるようになります。

本ブログの原文(英語)は、こちらをご覧ください。
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リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション:
G Suite Business、G Suite for Education、G Suite Enterprise が対象

展開ペース:
完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: ドライブの監査ログ (内容更新中)