この記事は 4 月 2 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

Google ドライブの「アクセス チェッカー」と呼ばれる機能を利用することで、Gmail、カレンダー、その他のアプリ経由で簡単にファイルを共有できます。ドライブのファイルが含まれるメール、カレンダーの招待状、またはその他の情報を送信する際に、相手にファイルを閲覧する権限があるかどうかがアクセス チェッカーによって自動的に確認されます。相手に閲覧権限がない場合は、ファイルを共有する前に、権限を変更するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

このたび、アクセス チェッカーを次のように改良いたしました。
  • アクセス権を必要とするユーザーをより簡単に確認。アクセス チェッカーのインターフェースから、現在ファイルへのアクセス権がないユーザーの名前やメールアドレスを確認できるようになりました。
  • ドライブのさらに多くのファイル形式をサポート。 チームドライブ内のファイルもチェック対象になりました。
  • アクセス権を必要とするユーザーと直接共有。 アクセス チェッカーが、ファイルへのアクセス権を必要とするユーザーを予測し、該当する受信者とのみデフォルトで共有するようインテリジェントに設定します。
 
新しくなったアクセス チェッカーのインターフェースは次のとおりです。
インテリジェントなデフォルト設定を使ってワンクリックで共有することも、ファイルに対して別の共有オプションを選択することも可能です。以前は [リンクの共有をオンにする] がデフォルトの共有オプションでしたが、ファイルへのアクセス権限をより簡単に適切な相手のみに付与できるよう、このたびの変更を行いました。

なお、ドメイン(または組織部門)に設定されている共有設定への影響はありません。ドメイン外のユーザーとの共有、アクセス チェッカー、およびリンク共有のデフォルト設定に対してすでに選択されている設定は、今回のリリースの設定よりも優先されます。[アクセス チェッカー] のオプションを [受信者のみ] にした場合、リンクの共有は提示されません。

これらのアップデートは、ユーザーの皆様からのフィードバックにより実現したものです。ニーズを踏まえた提案が行われる、シンプルかつ安全な共有機能としてお役に立てば幸いです。

アクセス チェッカーの管理

組織でのアクセス チェッカーの動作は、G Suite 管理者が調整することができます。具体的には、ユーザーが利用できる共有オプションを選ぶことができます。ユーザーに表示するオプションを以下から選択できます。
  • 受信者と共有(デフォルト)、組織内でリンクを共有、すべてのユーザーとリンクを共有(Google アカウントは不要)
  • 受信者と共有(デフォルト)、組織内でリンクを共有
  • 受信者と共有(デフォルト)

詳しくは、ヘルプセンターで組織に対するアクセス チェッカーの設定方法についての記事をご覧ください。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースが対象。計画的リリースには今後 2 週間以内に展開予定

エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
拡張的に展開(機能が表示されるまでに 15 日以上かかる可能性があります)。計画的リリースのドメインへの公開は、即時リリースのドメインへの導入が完了してから 1 週間後に開始される予定です。

対象:
管理者とエンドユーザー

対応:
必要に応じて管理者による対応およびチェンジ マネジメントを推奨

より詳しく
ヘルプセンター: 組織のファイル共有権限を設定する
ヘルプセンター: Google ドライブのファイルを共有する