データ保護に関する分析情報レポートについて
2020年10月27日火曜日
この記事は 10 月 21 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
このたび、お客様がデリケートなコンテンツをプロアクティブに理解、保護するのに役立つ推奨事項が記載されたレポートが作成されることになりました。レポートには以下の情報が表示されます。
- 組織内の機密情報を含むファイルの数。
- 組織内の機密情報を含んでいて、外部と共有されているファイルの数。
- 上記のファイルに含まれる機密情報の種類(クレジット カード番号、政府発行の個人識別番号など)に関する分析情報。
レポートは、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus をご利用のお客様向けに、定期的かつプロアクティブに生成されます。管理コンソールでデータ損失防止(DLP)ルールを設定する必要はありません。管理コンソール > [データの保護] > [データ保護に関する分析情報] に移動してレポートをオフにすることもできます。
データ保護に関する分析情報レポートの例
管理者
組織の機密データ保護は非常に重要です。DLP を使用すると、ユーザーが共有できるデータを管理者が制御して、機密情報の意図しない漏洩を防ぐことができます。
この新しいレポートにより、組織内に保存されている機密情報について理解し、より適切な情報に基づいて意思決定を行うことで機密情報を保護できます。DLP を新たに使用されるお客様は、レポートを使用することで、クレジット カード番号や納税者番号などのデリケートなコンテンツの種類を判断して、DLP ポリシーの優先順位付けなどに役立てることができます。すでに DLP を使用されているお客様は、レポートを使用することで、DLP ポリシーを作成していないデータの種類を特定できます。
Enterprise Standard または Enterprise Plus をご利用のお客様は、Google Workspace の DLP システムにもアクセスできます。これを使用すると、選択した DLP ポリシーの実装や、レポートで特定された問題の継続的モニタリング用アラートの作成を容易に行えます。
- 管理者:
- レポートは定期的に生成されます。レポートが作成されると、レポートへのリンクがメールで送信され、管理コンソールにアラートが表示されます。レポートは、管理コンソールの [セキュリティ] > [データの保護] でも確認できます。
- レポートにアクセスできるのは、特権管理者と、DLP ルールの表示権限を持つその他の管理者のみです。
- 管理コンソール > [データの保護] > [データ保護に関する分析情報] に移動してレポートをオフにすることもできます。
- ヘルプセンターにアクセスして、DLP に関する分析情報レポートの管理について詳しくご確認ください(内容更新中)。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
レポートの確認と使用に役立つ管理者向けのメール
- Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials(ドメイン所有権証明済み)、Enterprise Standard、Enterprise Plus および G Suite Business をご利用のお客様
- Essentials、Business Starter、および G Suite Education、Enterprise for Education、Nonprofits、Basic をご利用のお客様は対象外です
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: ドライブの DLP の新しいデータ保護に関する分析情報レポートを確認する(内容更新中)
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: DLP で機密情報を保護する
- Google Workspace アップデート ブログ: Google ドライブのデータ損失防止(DLP)を強化する新システム
- この機能は、今後のリリースでご案内していたものです。