スプレッドシートでの作業で重要なことは、生のデータを取得して、それらをわかりやすい資料にすることです。ウェブ版 Google スプレッドシートの今回のアップデートでは、これを可能にするために、データを視覚化して分析するための方法がさらに追加されました。

グラフのカスタマイズがより簡単に
グラフでは最大サイズのデータセットでも処理できます。そこで、重要な情報を強調する際に役立つよう、若干の改良を加えました。これにより次の操作が可能になります。

  • データラベルを使用して、グラフに棒と点の正確な値を表示できます。
  • 折れ線グラフと散布図の両方で、データポイントの形や記号をさまざまな種類から選択できます。
  • グラフの移動やサイズ変更をより簡単に行えます。

データを正確に表示
今回、スプレッドシートのデータを分析するための新しいツールも導入されました。その一部をご紹介します。

  • 数式を入力すると、結果(数式エラーを含む)が瞬時にプレビューに反映されます
  • 次より小さい」、「次より大きい」、「次を含むテキスト」、「次より後の日付」などの条件で、行と列をフィルタできます。
  • ピボット テーブルに計算フィールドを追加して、ピボット テーブルのデータに数式を適用できます。
  • GETPIVOTDATA 関数を使用して、ピボット テーブルからデータを取得できます。
共同編集を明確に
スプレッドシートで共同編集することにより最終版の質は格段に向上します。ただし、予期しない編集を防ぐ必要があります。現在は、保護されているシートと範囲の機能を使用して、シート全体を編集できるユーザーやセル範囲を編集できるユーザーを制限することができます。今回のアップデートには、編集権限のあるユーザーによる意図しない変更(入力ミスなど)を減らすために、特定のセルを編集しようとしたユーザーに警告を表示する機能が含まれています。これにより、オーナーが他のユーザーにドキュメント上での作業を許可する際に、複雑な権限を設定する必要がなくなるため、共同編集の活用をさらに推し進めることができます。

ウェブ版 Google スプレッドシートの新機能をぜひお試しください。データに基づくより良い資料の作成を始めましょう。
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リリース方式: 
即時リリースと計画的リリース:
  • ピボット テーブル
  • GETPIVOTDATA 機能
  • 保護されているセルの警告
即時リリースで展開済み、6 月 29 日に計画的リリースにも提供予定:
  • グラフのデータ ラベル
  • グラフのデータ ポイントの形のカスタマイズ
  • グラフの移動とサイズ変更
  • 数式のプレビュー
  • 条件でフィルタ

より詳しく:
グラフの作成と編集
スプレッドシートの関数と数式
スプレッドシートのデータ操作
スプレッドシートのデータをフィルタする
ピボット テーブル レポートの概要
範囲やシートを編集から保護する