この記事は 11 月 28 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。 Google Cloud Firestore
G Suite Developers ブログとの同時投稿)

投稿者: Paul McReynolds、G Suite Developer Platform プロダクト マネージャー

2013 年にリリース(英語)された Google Realtime API は、デベロッパーが使い慣れた JSON ベースのデータモデルを使用して共同編集アプリを構築しやすくすることと、リアルタイム同期の複雑な処理を API に任せられるようにすることを目的として作られたものでした。その後、Google では Google Cloud SQLGoogle Cloud Firestore (英語) といった、高速で柔軟なクラウドベースのストレージ ソリューションの開発を進めてきたのに伴い、これらの新しく高度なソリューションを優先し、Realtime API (英語) のサポートを終了することにいたしました。

Google では、Google Cloud Platform、Firebase(モバイル開発プラットフォーム)に多額の投資を行い、デベロッパーによるスケーラブルでパフォーマンスの高いアプリケーションの開発を支援しています。以下は Drive Realtime API と同様に使用するようなソリューションではありませんが、お客様のニーズの大半を満たすことができるはずです。
  • Google Cloud SQL: クラウド内のリレーショナル データベース PostgreSQL および MySQL の設定、管理を容易にする「フルマネージド 」データベース サービスです。
  • Firebase Realtime Database (英語): データの保管やユーザー間でのデータの同期をリアルタイムで行うことができるクラウドホスト型の NoSQL データベースです。
  • Cloud Firestore(英語): 先頃発表(英語) した Cloud Firestore は、ネットワーク レイテンシやインターネット接続に関係なく動作するアプリを開発するデベロッパーを支援するデータベースです。Firebase Realtime Database と Cloud Firestore の違いについての詳細は、こちらのブログ投稿(英語) をご覧ください。

既存の Realtime API クライアント アプリケーションは、2018 年 12 月 11 日まで正常に動作しますが、API の新しいクライアントの受け入れは終了しました。API の提供終了後も、移行を容易にするために、アプリケーションが JSON 形式でドキュメント コンテンツにアクセスするためのメカニズムを引き続きご提供します。

より具体的なサポート終了スケジュール
これまで Realtime API を利用してこられたデベロッパーやパートナーの皆さまの移行作業は大がかりになることもあると思われます。以下に、サポート終了のスケジュールをまとめましたので、円滑な移行にお役立てください。
  • 2017 年 11 月 28 日: Realtime API が新しいプロジェクトで使用できなくなります。*
  • 2018 年 12 月 11 日: Realtime API ドキュメントは読み取り専用になり、API によるドキュメント コンテンツの変更ができなくなります。
  • 2019 年 1 月 15 日: Realtime API が停止されます。ただし、JSON エクスポート API は引き続き利用できます。

* 2017 年 11 月 28 日より前に Realtime API にアクセスしていたプロジェクト(以下にリストされているプロジェクトを含む)は、これまでと同じように機能します。新しいプロジェクトを含む他のすべてのプロジェクトは、Realtime API へのアクセスがブロックされます。

移行のヒント
Realtime API を使用するアプリケーションは、別のデータストアに移行する必要があります。Google の移行ガイド(英語)では、Realtime ドキュメント データのエクスポート方法とそのデータの Google Cloud Firestore へのインポート方法について説明しています。Realtime API の停止後も、Realtime ドキュメント コンテンツを JSON 形式でエクスポートする手段は引き続き提供します。

追加情報とサポート
サポート終了について詳しくは、こちらのドキュメント(英語) をご覧ください。他にもご不明な点がある場合のお問い合わせ方法については、サポートページ(英語) をご覧ください。