この記事は 3 月 21 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



このたび、G Suite に新しいデータ保護機能がいくつか追加されました。以前のブログ投稿(英語) でお知らせしたとおり、これにはフィッシングと不正なソフトウェアに対する高度な保護機能が含まれています。これらの新しい設定と組織への展開については、下記の説明をご覧ください。

今回のリリースにより、管理コンソールの [アプリ] > [G Suite] > [Gmail] > [安全性] に次の新しい設定が表示されるようになります。各設定は有効、無効にしたり、カスタマイズしたりできます。

[添付ファイル] セクション:
 
  • 信頼できない送信者から送られる暗号化された添付ファイルに対する保護機能
  • 信頼できない送信者から送られる、スクリプトを含む添付ファイルに対する保護機能

[リンクと外部画像] セクション:
  • 短縮 URL により隠されたリンクを特定
  • リンク先の画像をスキャン
  • 信頼できないドメインへのリンクをクリックした場合に警告メッセージを表示

[なりすましと認証] セクション:
  • 類似したドメイン名に基づくドメインのなりすましに対する保護機能
  • 従業員名のなりすましに対する保護機能
  • 受信メールによるドメインのなりすましに対する保護機能
  • 未認証メールに対する保護機能 

ドメインの設定によっては誤検知が発生する可能性があるため、既存のお客様については、こうした設定の大部分がリリース時点ではオフになっています。ただし、盤石なセキュリティ保護を実現するために、下記の設定については 2018 年 4 月 4 日になると自動的にオンになります
  • 短縮 URL により隠されたリンクを特定
  • リンク先の画像をスキャン
これらの設定を 4 月 4 日に自動的にオンにしたくない場合は、事前に設定の無効化やカスタマイズを行う必要があります。

これらの新しい設定については、ヘルプセンター(翻訳中) で詳細をご確認ください。

G Suite Enterprise をご利用の場合は、これらの設定に関するグラフを G Suite セキュリティ センターでご確認いただけます。また、これらの設定がオンになっていないと、セキュリティの状況ページに警告が表示されるようになります。

リリースの詳細
リリース方式:
すべての設定につき、即時リリースと計画的リリースの両方が対象(2018 年 3 月 21 日)。[短縮 URL により隠されたリンクを特定] と [リンク先の画像をスキャン] の設定は、事前に無効化やカスタマイズを行った場合を除き、2018 年 4 月 4 日に自動的に有効になります

エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象(セキュリティ センターにアクセスできるのは G Suite Enterprise のお客様のみ)

展開ペース:
完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: フィッシングと不正なソフトウェアに対する高度な保護機能 (翻訳中)
キーワード: デフォルトオンの新しいフィッシング対策機能と管理設定で G Suite のお客様を保護(英語)