この記事は 5 月 11 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。


本日、新しいデータ エクスポート機能をリリースいたします。この機能を使用することで、G Suite サービスからの安全なデータの書き出しとダウンロードがより容易になります。

データを書き出すには、まず管理コンソールの右側にあるスライドアウト メニューの [ツール] で [データ エクスポート] を選択します。



組織内のすべてのユーザーの G Suite コアサービス(Gmail、Google コンタクト、Google ドキュメントなど)のデータが書き出されます。データの書き出しが完了すると、Google Cloud Storage 内のアーカイブ データへのリンクが記載された確認メールが届きます。セキュリティ上の理由から、アーカイブ データはドメインの特権管理者だけが利用できます。さまざまな形式でのダウンロードが可能です。

お客様のデータを厳格に保護するため、データ エクスポート機能には次のような強固なセキュリティ設定が適用されます。

  • リクエストの 30 日以上前に作成された特権管理者のみがプロセスを開始できます。
  • 管理者は 2 段階認証プロセスを使用して認証を行う必要があります。
  • データの書き出しが開始されると、ドメインの他の管理者に直ちに通知されます。書き出しイベントは、管理者の監査ログにも記録されます。
また、リスクをさらに軽減するために、ユーザー数が 1,000 人を超えるドメインでは、データ エクスポート機能がデフォルトで無効になっています。このようなドメインの管理者がこの機能を一時的に有効にするには、Google Cloud サポートに問い合わせる必要があります。

アーカイブへのリンクは、データ エクスポート ツールで [アーカイブにアクセスする] をクリックすればいつでも確認できます。データは 30 日間 Google Cloud Storage に保存され、その後完全に削除されます。

管理者は、エンドユーザーが既存のデータ ダウンロード ツールを使用して各自のデータをダウンロードできるようにすることもできます。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
完全展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: 組織のデータを書き出す