この記事は 10 月 10 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

アラート センターが G Suite のすべてのお客様にご利用いただけるようになります。アラート センターでは、G Suite で発生した重要な通知、アラート、操作内容を 1 か所で確認できます。これまではベータ版で提供されており、G Suite 組織における脅威の検出や軽減対策の実施に役立ってきました。
重要な通知を 1 か所でまとめて確認

アラート センターには、アカウントの警告、Gmail のフィッシングや不正なソフトウェア、端末管理など、セキュリティに関する最も重大な事象のアラートがまとめて記録されています。これらのアラートは、さまざまな状況下で発生した事象を網羅しています。

アカウントの警告アラート: 不審なアクティビティの発生によるアカウントの停止、政府の支援を受けた攻撃に関するアラートなど、7 種類の状況に対応しています。

Gmail のフィッシングや不正なソフトウェアのアラート: 機械学習を活用して脅威の兆しを検出し、不正なソフトウェアの脅威を発見します。悪意があると疑われる IP アドレスについては、信頼できるホワイトリストに登録されていても、アラートが表示されます。また、フィッシングの可能性があるイベントについても表示されます。これには検疫済みのメールや配信済みのメールも含まれます。
端末管理アラート: 端末のさまざまな属性から、ユーザーの端末が制限解除またはルート化されているかどうかを判断します。これらのアラートは、端末の不審なアクティビティに関するその他の端末管理アラートとともに表示されます。

Google Operations のアラート: 組織の G Suite サービスに影響するセキュリティやプライバシーの事象に関する詳細情報を提供します。

アラートのリンクから詳細情報や修復手順にアクセス

すべてのアラートに、管理者向けにアラートの種類をわかりやすく説明するナレッジ記事が付記されています。また、管理者が脅威の是正に向けて対策を講じるためのリンクも状況に応じて掲載されています。これらのリソースへのリンクには、管理コンソールのアラートの詳細ページからアクセスできます。これらの機能により、管理者は直ちにユーザーを保護し、インシデントを修復する措置をとることができます。

アラート センターの基盤はセキュリティ センターの機能

アラート センターでは情報を 1 か所で確認できるので、G Suite 管理者はアラートをより効率的に管理し、表示される分析情報から組織がセキュリティに関する脅威にどの程度さらされているのかをドメインレベルとユーザーレベルで評価することができます。

また、G Suite Enterprise ドメインでは、G Suite セキュリティ センターのアラートによって明らかになった事象に統合的に対応することができます。G Suite Enterprise ドメインの管理者は、アラート センターの各アラートに示される専用のリンクをクリックすることで、調査ツールで事前設定されたクエリの処理を開始できます。これにより、管理者は数回のクリックで検出から修復までを行うことができます。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: アラート センターの概要 (英語)
G Suite アップデート ブログ: アラート センター(ベータ版)で重要な通知を 1 か所でまとめて確認