この記事は 11 月 26 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
Google ではセキュア LDAP を広くご利用いただけるようにしています。お知らせの全文については Google Cloud Blog の投稿(英語)をご覧ください。また、G Suite をご利用の組織への影響を下記にまとめています。

セキュア LDAP を使用することで、従来の LDAP ベースのアプリや IT インフラストラクチャへのアクセスを G Suite の Identity and Access Management(IAM)プラットフォームで管理できます。つまり、組織は単一のユーザー ディレクトリで、SaaS アプリへのアクセスだけでなく従来の LDAP ベースのアプリや IT インフラストラクチャへのアクセスも管理でき、ユーザーはより多くのアプリやサービスに同じログイン認証情報を使用できるようになります。組織には次のようなメリットがあります。

  • 管理の簡略化: アプリケーションとユーザーを一元管理することで、IT チームの手間やコストを削減します。
  • セキュリティの向上: ID とアクセスのポリシーを一元的に設定します。
  • 従来のインフラストラクチャの最小化: Microsoft Active Directory など従来の ID インフラストラクチャへの依存を減らします。
セキュア LDAP を使用しても、エンドユーザーのワークフローは変わりません。LDAP を使用するアプリケーションや IT インフラストラクチャは、セキュア LDAP サービスを使用するように簡単に再設定できます。

幅広いアプリと IT インフラストラクチャに対応

LDAP over SSL をサポートするアプリは、オンプレミスとクラウドのどちらでホストされるかにかかわらず、ほぼすべてがセキュア LDAP で動作します。Google では、Aruba Networks(HPE)、Atlassian、itopia、JamF、Jenkins(Cloudbees)、OpenVPN、Papercut、pfSense(Netgate)、Puppet、Softerra、Sophos、Splunk、Synology といった多数の会社とともに各社のアプリの検証に積極的に取り組んでいます。

このお知らせの詳細については、Google Cloud ブログの投稿(英語)をご覧ください。また、セキュア LDAP サービスを開始する方法の詳細については、ヘルプセンター記事をご覧ください。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション
G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education、G Suite for Education、Cloud Identity Premium が対象

展開ペース:
段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: セキュア LDAP サービスについて
Google Cloud ブログ: Cloud Identity now provides access to traditional apps with secure LDAP(英語)