この記事は 1 月 8 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

変更内容Google は G Suite のアラート センターに以下を含む機能改善を行なっています。
  • Gmail のフィッシング アラートを強化
  • データ エクスポート開始アラートを追加
  • アラート削除オプションを追加
  • G Suite Business および G Suite Basic をご利用のドメイン向けに監査ログへのリンクを追加
 
ご利用対象管理者のみ。アラート センターをご利用いただくには、特権管理者またはアラート センターの代理管理者である必要があります。
 
おすすめする理由アラート センターでは、G Suite で発生した重要なセキュリティ関連の通知、アラート、操作内容を 1 か所で確認できます。次のような改善により、G Suite 管理者はより多くの情報から判断し、アラートを管理できるようになります。

 
  • Gmail フィッシング アラートの強化 - メールがユーザーの受信トレイに届いた後に不正なソフトウェアやフィッシングが検出された場合、管理者に通知されます。不審なメールの調査や削除を行ううえで、この通知が参考になります。
  • データ エクスポート開始アラートの追加 - ドメイン内でデータ エクスポートが行われたときに、確実に把握することができます。
  • アラート削除オプション - アラートが解決されたとき、または不要になったときにアラートを削除できます。
  • 監査ログへのリンク(G Suite Business および G Suite Basic をご利用のドメイン向け) - 監査ログの特定の項目から、アラートの詳細をよりすばやく調べたり、同じアラートに関連する過去のユーザー アクティビティについて、さらに詳しい情報を確認したりできます。
 
ご利用方法 
  • 管理者: 管理コンソール > メニュー アイコン > [セキュリティ] > [アラート センター] からアラート センターにアクセスします。詳しくは、アラート センターについてのヘルプセンター記事をご覧ください。
  • エンドユーザー: ご対応の必要はありません。
 
詳細
Gmail フィッシング アラートの強化 - Gmail で不審な受信メールに関するアラートを生成するにあたり、機械学習を活用しています。新しいアラートでは、メールがユーザーの受信トレイに届いた後に不正なソフトウェアやフィッシングが検出された場合に通知します。このようなアラートを受け取った場合、G Suite Enterprise をご利用のドメインの管理者は、積極的にメールを調査し、必要に応じてユーザーの受信トレイから不審なメールを一括削除することができます。

データ エクスポート開始アラートの追加 - ドメインでデータ エクスポートが開始された場合の新たなアラートも追加しました。ドメインでデータ エクスポート アクティビティが開始されると、管理者にこのアラートが届きます。このアラートにより、ドメイン内でこのアクティビティが発生した場合に管理者は確実に把握することができます。詳しくは、ドメインデータのエクスポート アラートについてのヘルプセンター記事をご覧ください。

アラート削除オプション - アラートが解決されたとき、または不要になったときにアラートを削除できるようになりました。削除済みのアラートは、削除後 30 日以内であれば必要に応じて復元することも可能です。

監査ログへのリンク(G Suite Business および G Suite Basic をご利用のドメイン向け) - G Suite Business および G Suite Basic の管理者がアラートの詳細を調べたい場合に、リンクをクリックするだけで監査ログの特定の項目に移動したり、同じアラートに関連する過去のユーザー アクティビティについて、さらに詳しい情報を確認したりできます。G Suite Enterprise の管理者は、G Suite セキュリティ センターの調査ツール機能への直接リンクを利用できます。

 
ドメインでのデータ エクスポート開始を知らせる新アラート


 
アラートを削除する新オプション


 
監査ログへのリンク


 
関連情報ヘルプセンター: 監査ログについて
ヘルプセンター: アラート センターについて
ヘルプセンター: ドメインデータのエクスポートの詳細
 
リリース時期展開の詳細
G Suite のエディション
  • G Suite のすべてのエディションが対象
デフォルト設定(有効または無効)
  • これらの機能はデフォルトで有効になります。