この記事は4 月 24 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

変更点今回の Dropbox ベータ版では、Dropbox のユーザーが Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドを Dropbox で直接操作できるようになりました。

Dropbox Business のサブスクリプションを組織で利用している G Suite 管理者の方は、こちらでベータ版の詳細をご覧になり、ご登録いただけます (英語)。
ご利用対象管理者とエンドユーザー
利点Google と Dropbox の両方にログインしたユーザーは、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルを、従来のファイルと一緒に、Dropbox フォルダで作成して保存できます。次のようなことができます。
 
  • ウェブベースでのファイルの作成と編集:
    • dropbox.com または Windows や Mac の Dropbox アプリから、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルを直接共有して Dropbox に保存できます。ファイルを開くと、使い慣れた Google エディタが Dropbox 内で直接開きます。
    • Dropbox にある .docx、.xlsx、.pptx ファイルを Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドで開いて、それらを元のファイル形式で Dropbox に再度保存することもできます。
ウェブ版の Dropbox UI を使用した Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイル作成
  • ファイルの共有とアクセスの管理:
    • Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルを Dropbox の共有フォルダに追加すると、メンバーに自動的にアクセス権が付与されます。共有フォルダにファイルを追加する方法以外に、Dropbox のユーザーを招待するか、共有可能なリンクを作成することで、その都度共有することもできます。
    • Dropbox で直接ファイルを共有する場合でも、リンクを使用して共有する場合でも、アクセス権を編集または閲覧のみに設定できます。また、組織内で共有する場合にのみチームに対してアクセス権を設定し、組織外とファイルを共有する場合はユーザーに対してアクセス権を設定することもできます。
 
スライドのプレゼンテーション上に表示される Dropbox の共有モーダル
 
  • ファイルの検索: Dropbox を検索すると、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルが表示されます。ファイル名だけでなく、各ファイル内のコンテンツの検索結果も表示されます。
  • 共同編集: Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドの各ファイルでコメント追加や編集の操作が行われると、Dropbox の通知に表示されます。ユーザーは通知を見て、ファイルに対する操作を詳細に把握できます。

この機能によって、ツールの切り替えにかかる時間の短縮と、データの効果的な使用が可能になり、ワークフローが効率化されることを期待しています。
開始方法詳細デスクトップ、ウェブ、モバイル版の Dropbox のユーザーは、ファイルの表示、コメント追加、検索、移動、コピー、削除の操作ができます。なお、モバイル版のユーザーはファイルを編集できません。
関連情報ベータ版の詳細と登録方法については、こちらをご覧ください (英語)。
対象G Suite のエディション
  • G Suite のすべてのエディションが対象
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