この記事は 8 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

変更点 G Suite 管理者が、ユーザーの復元情報(バックアップ用のメールアドレスやリンク済み電話番号など)を表示して編集できるようになりました。この情報は、Google によるログイン リクエストの確認とアカウントのセキュリティ強化にも使用されます。ユーザーの情報を確認して常に正確かつ最新の状態を保つことで、ユーザー アカウントのセキュリティを強化 (英語) できます。

対象 管理者のみ。

利点 この機能はお客様から頂戴したフィードバックに基づいて開発されました。セキュリティと復元情報は、ログイン時の本人確認など、多くのアカウント確認処理の重要な要素です。復元情報を追加することがアカウントのセキュリティの大幅な強化につながる理由については、こちらのブログ投稿 (英語) をご覧ください。

この情報を表示および編集できるようになったことで、管理者は、アカウントの復元情報が最新であるかどうかを確認し、G Suite アカウントに関連付けられた復元情報を正確かつ最新の状態に保つことができます。これにより、次のようなメリットがあります。
  • アカウントがロックされてアクセスできなくなったユーザーが、これまでよりも簡単にアカウントにアクセスできるようになります。 
  • 不正ログインの難易度が上がり、不審なログイン試行の特定もしやすくなるため、悪意のあるユーザーからアカウントを保護するのに役立ちます。 
  • アカウントがロックされてアクセスできなくなったユーザーを管理者が直接サポートできます。 
セキュリティ強化のために「ログイン時の本人確認」方法として従業員 ID を追加することも引き続き可能です。

ご利用方法 
  • 管理者: 次の 3 通りの方法で復元情報を管理できます。 
    • 個々のユーザー アカウント: 管理コンソール > [ユーザー] > [個人ユーザー] > [セキュリティ] > [復元情報] > [編集] の順に選択して、個々のユーザーの復元情報を直接編集することができます。
    • 一括ユーザー アップロード ツール(CSV): 管理コンソール > [ユーザー] の順に選択し、一括アップロード ツールを使用して一括で更新します。詳細については、このヘルプセンター記事の「スプレッドシートでアカウントを編集する」セクションをご覧ください。 
    • API: Admin SDK Directory API (英語) を使用します。 
  • エンドユーザー: 対応は必要ありませんが、myaccount.google.com にアクセスすると復元情報を追加できます。 

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