この記事は 10 月 28 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

必要な予備知識管理コンソールで [包括的なメール ストレージ] をオンにすると、ドメインで送受信されるすべてのメールのコピーが、関連するユーザーの Gmail メールボックスに保存されるように設定できます。これは新しい設定ではありませんが、この設定がデフォルトでオフになっていることが見逃されがちですのでご注意ください。
ご利用対象管理者のみ
利点Gmail メールボックスに保存されたメールは、Vault の保持ポリシーや記録保持の対象となるほか、検索と書き出しを行えるようになります。カレンダーやドライブなど、その他の G Suite サービスから送信されたメールも、ドメインで送受信されたメールに含まれます。
ご利用方法 詳細カレンダーに書き込まれたメールが、包括的なメール ストレージ機能により保存されたとします。たとえば会議招待メールを送信する際、メンバー全員に送信したい場合もあれば、一部のメンバーだけに送信したい場合もあります。「ゲストにメールを送信」アイコンをクリックすると、ご利用のメールアドレスからメールを送信できます。この際、すべてのゲスト全員にメールを送信するか、出欠確認状況に応じて一部のゲストにメールを送信するかを選択できます。さらに、メールのコピーを自分に送信することもできます。このメールには Cc、Bcc、添付ファイルを追加することはできませんが、カレンダーの予定の詳細が含まれます。

ドメインで [包括的なメール ストレージ] がオフに設定されている場合、[コピーを自分宛に送信] をオフにすると、送信したメールのコピーは Gmail メールボックスに保存されません。ドメインで [包括的なメール ストレージ] がオンに設定されている場合、送信したメールのコピーが、メールボックスの [送信済み] に保存されます。
関連情報ヘルプセンター: 包括的なメール ストレージの設定
リリース時期展開の詳細
 
G Suite のエディション
  • 包括的なメール ストレージ: G Suite Basic、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite for Education、G Suite Enterprise for Education、G Suite for Nonprofits のユーザーが対象
  • Vault: G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education のユーザーのほか、Vault アドオン ライセンスをご利用の G Suite ユーザーが対象
デフォルト設定
  • [包括的なメール ストレージ] はデフォルトでオフになっていますが、組織部門単位で有効にすることができます。
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