この記事は 1 月 7 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

概要このたび、「共有メールボックスの送信者属性」の表示方法を制御する新しい設定を追加することになりました。現在のところ送信者属性は常に有効になっており、管理者またはエンドユーザーが無効にしない限り今後もデフォルトで有効となります。

エンドユーザーは Gmail の新しい設定を使用して、受任者が送信するメールのヘッダーに記載する情報を指定できます。

管理者は管理コンソールの新しい設定を使用して、ドメインまたは組織部門の共有メールボックスですべての属性を非表示にすることができます。こちらの設定が優先され、Gmail のユーザー設定は無効になります。


ご利用対象
管理者とエンドユーザー

利点組織では Gmail の共有メールボックスがさまざまな方法で使用されています。たとえば、秘書が CEO に代わって CEO のメールボックスから返信した場合は、送信者属性を見れば誰がメールを作成、送信したのかがわかります。

あるいは、お客様とのやり取りに info@company.com メールボックスを使用すると、お客様は実際の送信者(sally@company.com や jim@company.com など)を確認しなくても、すべてのメールを有効と判断できます。

今回リリースする新しい設定では、送信者属性の扱い方をドメイン、組織部門、または個々のユーザーごとに設定、カスタマイズできます。

ご利用方法管理者: 送信者属性はデフォルト有効になっていますが、組織部門レベルまたはドメインレベルで無効にすることができます。新しい設定は管理コンソールの [アプリ] > [G Suite] > [Gmail] > [ユーザー設定] > [メールの委任] にあります。デフォルト設定では、[ユーザーにこの設定のカスタマイズを許可] と [アカウントの所有者およびメールを送信した受任者を表示する] がオンになります。
管理コンソールの [メールの委任] の設定



エンドユーザー: 送信者属性はデフォルトで有効になります。Gmail の [設定] > [アカウント] > [アカウントへのアクセスを許可する] で送信者属性のパラメータを表示、設定できます。管理者がドメインまたは組織部門で送信者属性を非表示にしている場合は、エンドユーザーはこの操作を行うことはできません
Gmail の送信者属性に関するエンドユーザー向けの設定 
組織部門レベルまたはドメインレベルで無効になっている場合は、エンドユーザーは Gmail で操作を行うことはできません。




展開ペース

ご利用に関する情報
  • G Suite をご使用のすべてのお客様が対象

リソース




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