この記事は 2 月 5 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

概要Gmail のマルチ受信トレイの機能が更新されます。具体的には、即時リリースのドメインの場合は 2020 年 2 月 20 日、計画的リリースのドメインの場合は 2020 年 3 月 5 日から変更が適用されます。マルチ受信トレイの機能が強化され、各受信トレイの個別スクロール、単一のツールバー、セクションの幅の調整(マルチ受信トレイの位置を [受信トレイの右側] に設定した場合)がサポートされるようになります。
また、今回の更新に伴い、プレビュー パネル(「閲覧ペイン」に名前を変更)を含む 3 ペインのレイアウトをマルチ受信トレイで利用できなくなります。 

変更点の詳細については、下記の「詳細」をご確認ください。

対象エンドユーザー

今回の変更のポイントマルチ受信トレイを使うと、大切なメール(重要なタスクや特定の人物からのメール)を分類し、Gmail のメインの受信トレイと並べて表示することができます。各トレイはきめ細かなカスタマイズが可能です。 

詳細ペインの分割設定のサポート終了
即時リリースのドメインの場合は 2020 年 2 月 20 日、計画的リリースのドメインの場合は 2020 年 3 月 5 日から今回の変更が適用されます。これに伴い、プレビュー パネル(「閲覧ペイン」に名前を変更)を含むマルチ受信トレイの設定はサポートされなくなります。

このようなサポート対象外となる設定で現在マルチ受信トレイを使用しているユーザーには、今後の変更に関する通知が Gmail に表示されます。今回の変更が適用されると、マルチ受信トレイを使用しているユーザーのプレビュー パネルが無効になります。今後もプレビュー パネル(閲覧ペイン)を使用する場合は、マルチ受信トレイ以外の受信トレイの種類を選択する必要があります。[設定] > [受信トレイ] > [受信トレイの種類] で受信トレイの種類を選択できます。
Gmail での通知バナー

Gmail における受信トレイの種類の設定



マルチ受信トレイと閲覧ペインの容易な設定
今回の更新ではユーザーの要望に応えて、マルチ受信トレイの設定が [詳細設定] タブから [受信トレイ] タブに移動され、他の受信トレイの設定と一緒に表示されるようになります。


変更の適用後は、歯車アイコンをクリックして [設定] > [受信トレイ] > [閲覧ペイン] をクリックし、閲覧ペインを有効または無効にできます。閲覧ペインのビューでは、スレッドリストの横でメールの内容を表示できるので、メールをすばやく読み書きできるほか、詳しい情報を確認できます。
 Gmail における閲覧ペインの設定


マルチ受信トレイの個別のスクロールバー、調整可能なパネル、折りたたみ可能なセクション
今回の更新では、マルチ受信トレイの位置を [受信トレイの右側] に設定すると、各受信トレイにそれぞれのスクロールバーが付くようになります。ユーザーは必要に応じて受信トレイを別々にスクロールできるようになるため、柔軟にメールを操作できます。これまでは、左右両方の受信トレイが一緒にスクロールされていました。
マルチ受信トレイの位置を [受信トレイの右側] に設定した場合に、受信トレイとマルチ受信トレイの間の線の位置を調整できるようになり、必要に応じて各パネルの幅を最小または最大にできます。
また、今回の更新に伴い、マルチ受信トレイのその他のセクションを折りたたみ表示できるようになります。



マルチ受信トレイの単一の操作ツールバー
マルチ受信トレイ全体に単一の操作ツールバーが付くようになります。ユーザーは複数のセクション全体に対して操作することができ、トリアージ機能やキーボード ショートカットの一貫した操作が可能になります。現在、マルチ受信トレイの位置を [受信トレイの上] または [受信トレイの下] に設定した場合、各セクションの上部にツールバーが表示されますが、[受信トレイの右側] に設定した場合は他のセクションにツールバーが表示されません。今後は、どの設定を選択しても受信トレイ全体で単一のツールバーが表示されるようになります。


ご利用の開始
管理者: これらの機能に対する管理者設定はありません。
エンドユーザー: 今回の変更がドメインに展開されると、マルチ受信トレイを使用しているユーザーのプレビュー パネルが無効になります。今後もプレビュー パネルを使用する場合は、マルチ受信トレイ以外の受信トレイの種類を使用する必要があります。[設定] > [受信トレイ] > [受信トレイの種類] で受信トレイの種類を選択できます。

個別のスクロールバー、調整可能なパネル、マルチ受信トレイ内の折りたたみ可能なセクション、単一の操作ツールバーは、デフォルトで利用できます。


リリース スケジュール

対象
  • G Suite をご利用のすべてのお客様と個人の Google アカウントを持つユーザー


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