この記事は11 月 2 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
このたび、BeyondCorp Alliance パートナーである Check Point および Lookout と新たに機能統合を行うことになりました。この機能統合はまずベータ版として提供されます。デバイス管理用 API を使用して構築され、お客様はコンテキストアウェア アクセスに関する決定を行う際に、サードパーティのシグナルを使用できるようになります。



対象
管理者



今回の変更の意義
BeyondCorp のセキュリティ モデルでは、コンテキストアウェア アクセスに関する決定を行う際に、デバイスの一覧、状態、セキュリティ体制が中心的要素となります。これまで、Google のコンテキストアウェア アクセス ソリューションでは、このようなシグナルを Google 自身のソースから取得していました(エンドポイントの確認など)。しかしながら、お客様の環境には、これまでに投資してきたセキュリティ ツールや制御機能が存在する場合もあります。Google は、お客様がそれらの既存資産を最大限活用して、主要な機能やシグナルを Google のコンテキストアウェア アクセス ソリューションに取り込み、高度なアクセス制御によるセキュリティ体制を構築できるようにすることを常に考えてきました。BeyondCorp Alliance は、ゼロトラストのビジョンを共有するパートナーのグループです。これらのパートナーは Google と連携して、共通のお客様がゼロトラストを実現できるよう取り組んでいます。

今回、BeyondCorp Alliance パートナーである Check Point と Lookout の機能が初めて統合(ベータ版)されることになりました。これにより、サードパーティのシグナルを Google のコンテキストアウェア アクセスに関する決定で使用できるようになります。たとえば、モバイル脅威防御システムによりデバイス上でマルウェアが検出された場合に、セキュリティ保証レベルが低下していることを Google に通知したり、お客様が定義したアクセスルールに基づきそのデバイスからのアクセスレベルを低くしたりできます。そのユーザーが他のデバイスを使用した場合のアクセスや、別のユーザーによるアクセスに影響を与えることなく、このような対応を行うことができます。今回の統合は、Google が今年発表した新しいデバイス管理用 API を使用して構築されます。この API は、BeyondCorp Alliance パートナーがデバイスのセキュリティ関連メタデータを追加するために使用できるように設計されています。また、お客様が多数のデバイスを管理するために使用することもできます。
 
ご利用方法
  • 管理者: モバイル脅威防御ソリューションとして Checkpoint または Lookout を使用している Google のお客様は、今回の統合からメリットを得ることができます。詳しくは、Google のヘルプセンターにアクセスしてサードパーティのパートナーの機能統合を設定する方法をご確認ください。 また、今回の統合の一部として Check Point(英語) や Lookout(英語) のソリューションを使用する方法の詳細については、パートナーのブログ投稿でもご確認いただけます。
  • エンドユーザー: この変更による影響はありません。


リリース スケジュール


対象
  • Enterprise Plus、Enterprise for Education、Cloud Identity Premium をご利用のお客様
  • Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、および G Suite Basic、Business、Education、Nonprofits をご利用のお客様は対象外


関連情報