この記事は 3 月 1 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
Google Workspace のデータ リージョンを指定すると、組織のニーズやコンプライアンスの要件に応じて、対象データの保管地域(米国、ヨーロッパ、世界各地)を選ぶことができます。このたび、データ リージョンの適用範囲が拡大され、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのユーザー インデックスを米国に保管できるようになります。
 
本リリースと Google Workspace のセキュリティのその他のリリースについて詳しくは、Cloud ブログの投稿(英語)をご覧のうえ、次回の Google Cloud Security Talk にご登録(英語)ください。
 
 
対象
管理者
 
 
利点
Google Workspace のクラウド インフラストラクチャは世界各地に分散しているため、レイテンシを抑えられるほか、地理的冗長性によりデータを保護することができます。このため、多くのお客様はデータの保管地域を制限されていません。しかしながら、保管地域を指定することが望ましい組織では、データ リージョンを指定することでコンプライアンス要件を満たすことができます。
 
2018 年のデータ リージョン機能のリリース以来、対象アプリおよびデータタイプの追加(2019 年)適用対象の拡大とグループ単位での管理(2020 年)など、さまざまな改善が重ねられてきました。今回、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのユーザー インデックスが適用対象に加わったことで、お客様の利便性と管理性がさらに高まれば幸いです。
 
 
 
 
ご利用にあたって
  • 管理者: データ リージョン機能はデフォルトでは無効になっていますが、グループ単位または組織部門単位で有効にできます。ただし、お客様のドメインへの機能展開が完了すると、お客様が設定した既存の米国のデータ リージョン ポリシーに応じて、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのユーザー インデックスが自動的に移動されます。データの地理的な保管場所を選択する方法については、ヘルプセンターをご参照ください。
  • エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
ご利用対象
  • Google Workspace Enterprise Plus および Education Plus をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Education Fundamentals、および G Suite Basic、Business、Nonprofits をご利用のお客様は対象外
関連情報