この記事は04 月 13 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
2020 年 12 月に、Google Apps Script の統合開発環境(IDE)のデザイン変更についてお知らせしました。このモダンかつシンプルな開発環境を使うことで、Google Workspace アプリケーションを組織でさらに活用するためのソリューションをより速く簡単に構築できます。
 
 
このたび、以前の IDE と同等の機能をご提供できるように、新しい IDE にいくつか新機能を追加することになりました。追加する機能は次のとおりです。
  • スクリプト プロパティ
  • アドオンのテスト
  • タイムゾーンの設定
  • Rhino のデバッグ
 
 
詳しくは以下をご覧ください。
 
 
 
対象
管理者とデベロッパー
 
 
 
利点
Apps Script は効率的なアプリケーション開発プラットフォームです。Google Workspace と連携して、カレンダー、ドキュメント、ドライブ、Gmail、スプレッドシート、スライドなどのアプリを有効に活用できる独自のビジネス ソリューションをすばやく簡単に作成できます。詳しくは、Workspace アップデート ブログの元のお知らせをご覧ください。
 
 
今回のリリースにより、以前の Apps Script IDE で提供されていた以下の機能を新しい IDE でも使用できるようになります。
  • スクリプト プロパティ: 1 つのスクリプトにスコープされた Key-Value ペア形式のシンプルなデータを保存できます。通常、スクリプト プロパティはデベロッパーの構成データを保存するために使用するものです。新しい IDE では、最大 50 個の新しいスクリプト プロパティを統合型のインターフェースで編集、削除、作成できるようになりました。
  • アドオンのテスト: 開発したアドオンを公開前にテストできます。
  • タイムゾーンの設定: スクリプトとその実行のタイムゾーンを更新できます。
  • Rhino のデバッグ: V8 デバッガに Rhino のサブルーチンをデバッグする機能を追加しました(V8 への移行は不要です)。コードが V8 に対応していない場合は、ユーザーに対して警告メッセージが表示されます。
 
これらの追加機能を活用することで、Google Workspace アプリケーション向けのソリューションやインテグレーションをより速く簡単に構築していただけましたら幸いです。
 
 
ご利用にあたって
 
リリース スケジュール
 
ご利用対象
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Basic、Business、Education、Enterprise for Education、Nonprofits をご利用のお客様
 
関連情報