Apps Script の統合開発環境(IDE)スクリプト エディタに機能を追加
2022年4月21日木曜日
この記事は04 月 13 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
2020 年 12 月に、Google Apps Script の統合開発環境(IDE)のデザイン変更についてお知らせしました。このモダンかつシンプルな開発環境を使うことで、Google Workspace アプリケーションを組織でさらに活用するためのソリューションをより速く簡単に構築できます。
このたび、以前の IDE と同等の機能をご提供できるように、新しい IDE にいくつか新機能を追加することになりました。追加する機能は次のとおりです。
- スクリプト プロパティ
- アドオンのテスト
- タイムゾーンの設定
- Rhino のデバッグ
詳しくは以下をご覧ください。
管理者とデベロッパー
Apps Script は効率的なアプリケーション開発プラットフォームです。Google Workspace と連携して、カレンダー、ドキュメント、ドライブ、Gmail、スプレッドシート、スライドなどのアプリを有効に活用できる独自のビジネス ソリューションをすばやく簡単に作成できます。詳しくは、Workspace アップデート ブログの元のお知らせをご覧ください。
今回のリリースにより、以前の Apps Script IDE で提供されていた以下の機能を新しい IDE でも使用できるようになります。
- スクリプト プロパティ: 1 つのスクリプトにスコープされた Key-Value ペア形式のシンプルなデータを保存できます。通常、スクリプト プロパティはデベロッパーの構成データを保存するために使用するものです。新しい IDE では、最大 50 個の新しいスクリプト プロパティを統合型のインターフェースで編集、削除、作成できるようになりました。
- アドオンのテスト: 開発したアドオンを公開前にテストできます。
- タイムゾーンの設定: スクリプトとその実行のタイムゾーンを更新できます。
- Rhino のデバッグ: V8 デバッガに Rhino のサブルーチンをデバッグする機能を追加しました(V8 への移行は不要です)。コードが V8 に対応していない場合は、ユーザーに対して警告メッセージが表示されます。
- 管理者およびデベロッパー: この機能は、新しい IDE をご利用のすべてのユーザーに対してデフォルトで有効になります。Apps Script の使用、プロジェクトのタイムゾーンの設定、スクリプト プロパティの追加、アドオンのテスト、デバッガの使用について詳しくは、デベロッパー向けドキュメントをご確認ください。
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2022 年 4 月 13 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
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