この記事は9 月 7 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
まもなく Calendar User Availability API のベータ版がリリースされます。これは、Google カレンダーの勤務場所機能にプログラムでアクセスできるようにする API です。このベータ版には、Google Workspace デベロッパー プレビュー プログラムからアクセスできます。
 
 
ベータ版リリースに備えて、API ドキュメントを事前にご確認いただけます。ぜひ、最初のフィードバックをお送りください。
 
 
 
 
対象
管理者とデベロッパー
 
  利点
勤務場所機能を使うと、ユーザーは特定の日または時間帯に仕事する場所を簡単に共有できます。これまで、こうしたカレンダーのエントリを作成できるのはエンドユーザーだけでしたが、従業員のニーズに対応し管理するために、API を使用してこれらの情報の読み取りや書き込みができるようになります。
 
 
また、ホットデスク予約ツールでデスクを予約したり、HR 管理ツールで「在宅勤務」のリクエストや設定を行ったりするなど、勤務場所情報の設定に他のアプリケーションを使用している場合、エンドユーザーは同じ作業を繰り返すことになります。この API を使用すれば、ユーザーの勤務場所をプログラムで設定したり、ユーザーのカレンダーからサードパーティのアプリケーションに直接アクセスしたりすることが可能になります。
 
 
さらに、勤務場所情報を社内のチーム ディレクトリなど他のシステムやツールに反映させて、オフィスでの人の流れを最適化することもできます。このデータに基づいて、API を使用して食事、会議室などの需要に備えることも可能です。
 
  ご利用にあたって
  • 管理者とデベロッパー:
  • 管理者: ヘルプセンターで、組織の勤務場所を設定する手順についてご確認ください。
  • エンドユーザー: ヘルプセンターで、Google カレンダーの勤務場所についての詳細をご確認ください。
 
対象
API はすべてのデベロッパーがご使用になれますが、API を使って作成されたアプリには、対象となる Google Workspace エディションのユーザーのみがアクセスできます。
  • Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus、Teaching and Learning Upgrade、非営利団体向け Google Workspace、および従来の G Suite Business をご利用のお客様が対象
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Enterprise Essentials、Frontline、G Suite Basic をご利用のお客様は対象外
 
関連情報