この記事は 6 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
会議室からバーチャル会議に参加すると、会議室にいる参加者が個人としてではなく会議室名で識別されてしまうことが、これまで課題の一つとなっていました。このたび、Google Meet のコンパニオン モードで、新たにチェックイン機能が利用可能になります。会議室から会議に参加する際に個人用デバイスでコンパニオン モードを使用すると、特定の会議室にチェックインできます。会議室にチェックインすると、単に会議室名が表示されるだけでなく、会議室に誰がいるのかを通話中の全員が簡単に把握できるようにもなります。
 
個人用デバイスでコンパニオン モードを使って参加すると、チェックインを求められます。
 
チェックインした参加者が会議室に表示されます。
 
チェックインした参加者は、[ユーザー] パネルで会議室のグループにまとめられます。
 
 
会議室へのチェックインはデフォルトで利用可能になりますが、管理者は特定の Meet ハードウェア デバイスまたは特定のユーザーに対してこの機能を無効にすることができます。詳しくは、「補足情報」をご覧ください。
 
対象
管理者とエンドユーザー
 
利点
会議室へのチェックイン機能を使用すると、自分が現在いる会議室名だけでなく自分の名前も表示されるので、会議のすべての参加者に自分の名前を知らせ、存在を認識してもらうことができます。
 
コンパニオン モードで個人の動画タイルを有効にすると、画面共有中に会議室名と自分の名前が表示されます。
 
挙手機能を使用する場合も同様に名前が表示されます。
 
個人の動画タイルを無効にすると、会議室ビューで自分の名前の隣に挙手アイコンが表示されます。
 
会議室名は、個人のタイル機能および挙手機能を使用している場合に表示されます。
 
 
個々の参加者を認識しやすくし、より公平かつ包括的な会議でコラボレーションを促進することが可能になります。
 
補足情報
会議室へのチェックイン機能の管理者向け設定
管理者は、管理コンソール > [デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [<組織部門>] > [デバイスの設定] > [会議室へのチェックイン] > [ユーザーはこのデバイスの会議室にチェックインできます] をオフにして、組織部門内の特定の Meet ハードウェア デバイスに対し会議室へのチェックインを無効にすることができます。これは、役員向けの専用デバイスや大きな会議室など、チェックイン機能の使用に適さない場合に特に便利です。
 
 
管理者は、組織部門内の特定のユーザーに対してこの機能を無効にすることもできます。このオプションを使用すると、会議室へのチェックイン機能を徐々に展開することができます(部門ごとなど)。特定のユーザーに対して会議室へのチェックインを無効にするには、管理コンソールで [アプリ] > [Google Workspace] > [Google Meet] > [<組織部門>] > [Meet の動画設定] > [会議室へのチェックイン] > [「<組織部門>」のすべてのユーザーが、参加可能なチャットルームにチェックインできる] をオフにします。
 
 
デバイスのサポート
この機能は、Google Meet ハードウェア デバイスでのみご利用いただけます。現在のところ、相互運用デバイスはサポートされていません。 
 
 
ご利用にあたって
  • 管理者: 
    • この機能はデフォルトで有効になりますが、特定のハードウェア デバイスやユーザーに対して組織部門単位で無効にすることもできます。Meet の設定の管理について詳しくは、ヘルプセンターの記事をご確認ください。 
       
  • エンドユーザー: 
    • 管理者が会議室へのチェックイン機能を有効にしている場合、meet.google.com からコンパニオン モードで参加しているユーザーと、g.co/companion から参加しているユーザーのすべてがこの機能を利用できます。チェックインするには、通話中の Google Meet ハードウェア デバイスを選択します。ハイブリッド授業でのコンパニオン モードの使用について詳しくは、ヘルプセンターの記事をご確認ください。また、こちらの動画ガイドもご覧ください。
リリース スケジュール
 
対象
  • Google Workspace をご利用で、Meet ハードウェア デバイスをご使用のすべてのお客様
 
関連情報