コネクテッド シートを使用して BigQuery データを操作、分析する方法を拡充
2021年4月23日金曜日
この記事は 4 月 19 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
コネクテッド シートを使用する際に BigQuery データをよりさまざまな方法で操作、表示、整理できるように、いくつか新機能が追加されることになりました。具体的には、以下の新機能と改良機能が加わります。
- 列の統計情報
- 値でフィルタ
- ピボット テーブルの計算フィールド
- ピボット テーブルのグループ化
- スライサー
これらの機能の詳細については、以下をご覧ください。また、これまで BigQuery とコネクテッド シートをご利用になったことがない方は、こちらのデモ動画 (英語) をご確認ください。
管理者とエンドユーザー
列の統計情報
この新機能を使用すると、BigQuery テーブルの任意の列のデータに関する集約的な分析情報を容易に得ることができます。これらの分析情報には合計、平均、中央値、一意の値の個数、出現頻度が最も高いまたは低い値の最大個数 / 最小個数 / リスト、および列内の値の分布が含まれており、データの全体像を把握するのに役立ちます。
値でフィルタ
列を「条件」だけでなく「値」でもフィルタできるようになりました。分析のために参照可能な任意の列の値のリストが、コネクテッド シートによって取得されます。コネクテッド シートの使用時に列を値でフィルタする方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
ピボット テーブルの計算フィールド
ピボット テーブルの計算フィールドを使用すると、ピボット テーブル バケット内の数式のカスタム集計が可能です。計算フィールドの使い方について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
ピボット テーブルのグループ化
コネクテッド シートのピボット テーブルで、ソースデータの数値を同じサイズのバケットにグループ化できるようになりました。グループ化することで、最小値、最大値、間隔のサイズを指定してデータをより詳細に絞り込むことができるので、一意の値が多数含まれるピボット テーブルを扱う場合に便利です。Google スプレッドシートでのピボット テーブルのグループ化の使用について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
コネクテッド シートのスライサー
スライサーを使用して、コネクテッド シートのテーブル、グラフ、ピボット テーブルをフィルタすることもできます。スライサーは BigQuery データソースの列 / フィールドに基づいたものであり、同じタブ内にあるコネクテッド シートのグラフ、抽出データ、ピボット テーブルすべてに影響が及びます。コネクテッド シートでのスライサーの使用について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
今後数週間内に、更新スケジュールの設定機能が改良されます。スケジュール設定のオプションがこれまでより細かくなり、自動更新の頻度を詳しく指定できるようになります。次のオプションから選ぶことができます。
この機能のリリースの際には、あらためて Workspace アップデート ブログでお知らせします。
- 管理者: コネクテッド シートはデフォルトで有効になります。使用するには、管理者が組織の BigQuery を設定し、ユーザーに BigQuery 内のテーブルまたはビューへのアクセス権を付与する必要があります。コネクテッド シートの設定方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- エンドユーザー: これらの機能はデフォルトで有効になります。コネクテッド シートを使用した、Google スプレッドシートでの BigQuery データの分析と更新について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: リリースは完了しています。
- 更新スケジュール設定の改良機能がリリースされる際は、あらためてご案内します。
- Google Workspace Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus をご利用のお客様
- Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Education Fundamentals、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外