この記事は 4 月 19 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
コネクテッド シートを使用する際に BigQuery データをよりさまざまな方法で操作、表示、整理できるように、いくつか新機能が追加されることになりました。具体的には、以下の新機能と改良機能が加わります。
  • 列の統計情報
  • 値でフィルタ
  • ピボット テーブルの計算フィールド
  • ピボット テーブルのグループ化
  • スライサー
これらの機能の詳細については、以下をご覧ください。また、これまで BigQuery とコネクテッド シートをご利用になったことがない方は、こちらのデモ動画 (英語) をご確認ください。
対象
管理者とエンドユーザー
利点
列の統計情報
この新機能を使用すると、BigQuery テーブルの任意の列のデータに関する集約的な分析情報を容易に得ることができます。これらの分析情報には合計、平均、中央値、一意の値の個数、出現頻度が最も高いまたは低い値の最大個数 / 最小個数 / リスト、および列内の値の分布が含まれており、データの全体像を把握するのに役立ちます。
 
 
値でフィルタ
列を「条件」だけでなく「値」でもフィルタできるようになりました。分析のために参照可能な任意の列の値のリストが、コネクテッド シートによって取得されます。コネクテッド シートの使用時に列を値でフィルタする方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
 
 
ピボット テーブルの計算フィールド
ピボット テーブルの計算フィールドを使用すると、ピボット テーブル バケット内の数式のカスタム集計が可能です。計算フィールドの使い方について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
ピボット テーブルのグループ化
コネクテッド シートのピボット テーブルで、ソースデータの数値を同じサイズのバケットにグループ化できるようになりました。グループ化することで、最小値、最大値、間隔のサイズを指定してデータをより詳細に絞り込むことができるので、一意の値が多数含まれるピボット テーブルを扱う場合に便利です。Google スプレッドシートでのピボット テーブルのグループ化の使用について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
 
 
コネクテッド シートのスライサー
スライサーを使用して、コネクテッド シートのテーブル、グラフ、ピボット テーブルをフィルタすることもできます。スライサーは BigQuery データソースの列 / フィールドに基づいたものであり、同じタブ内にあるコネクテッド シートのグラフ、抽出データ、ピボット テーブルすべてに影響が及びます。コネクテッド シートでのスライサーの使用について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
補足情報
今後数週間内に、更新スケジュールの設定機能が改良されます。スケジュール設定のオプションがこれまでより細かくなり、自動更新の頻度を詳しく指定できるようになります。次のオプションから選ぶことができます。
  • 1 時間ごとに更新する
  • 開始日を指定する
  • 頻度を指定する(5 日おき、2 か月おきなど)
 
 
この機能のリリースの際には、あらためて Workspace アップデート ブログでお知らせします。
ご利用にあたって
リリース スケジュール
ご利用対象
  • Google Workspace Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Education Fundamentals、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外
関連情報