この記事は 6 月 21 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
管理コンソールで新たに次のような Meet ハードウェアに関する問題を検出、モニタリングできるようになりました。
  • ディスプレイがありません
  • コントローラがありません
  • デフォルトのカメラがありません
  • デフォルトのマイクがありません
  • デフォルトのスピーカーがありません
  • デフォルトのホワイトボード カメラがありません
 
新たに検出対象となったこれらの問題は、デバイスの一覧ページと問題発生のタイムラインに周辺機器のステータスとして表示されます。また、メールと SMS によるアラートも届くようになります。
 
管理コンソールの [Google Meet ハードウェア] セクションに表示される問題発生のタイムラインを更新(新たに [ディスプレイ] と [コントローラ] の行を追加)
 
 
また、このたびのアップデートの一環として、管理者はデバイスの詳細ページにある周辺機器ツリーから、以前に設定したデフォルトの周辺機器を解除できるようになりました。これまでは、デフォルトの周辺機器を解除するには、別の周辺機器を新たにデフォルトとして設定する必要がありました。
 
 
この機能の意義
これまで管理コンソールの [Google Meet ハードウェア] セクションで確認できたのは、デバイスがオフラインになった、あるいはカメラ、マイク、スピーカーがないといった問題に関する分析情報に限られていました。今回のアップデートにより、会議室で正常に会議を行えることを確認するうえで把握しておく必要がある、周辺機器に関するその他の重要な種類の情報も得られるようになりました。
 
 
ご利用にあたって
  • 管理者:
    • 新たに検出対象となったこれらの問題を確認するには、管理コンソールの [Google Meet ハードウェア] で周辺機器のステータスをモニタリングしてください。
    • [周辺機器に関するアラート] の設定を使用して任意の組織部門に対するアラートを有効にしてある場合は、今回新たに検出対象となった問題に関するアラートが自動的に届くようになります。
    • なお、CEC 規格に対応しているディスプレイの大部分については、ディスプレイが実際にデバイスから取り外されたときにのみ、[ディスプレイがありません] という問題が検出されます(ディスプレイがスタンバイ モードになっただけでは検出されません)。ただし実際の挙動は、メーカーによる CEC の実装方法によってディスプレイごとに異なる可能性があります。そのため、お使いのディスプレイをテストし、意図したとおりに動作することをご確認いただくことをおすすめします。[コントローラがありません] という問題は、対象となるコントローラがデバイスに接続されていない場合にのみ検出されます(タッチ コントローラやリモコンなど)。
 
リリース
  • 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: ディスプレイに関する問題の検出を除く上記すべての機能は、2023 年 6 月 21 日以降、段階的に展開(最長 21 日で機能が実装されます)。
    • ディスプレイに関する問題の検出は、Chrome M108 が安定版リリース トラックに移行するタイミングで可能になる予定です。6~8 週間以内の展開を予定していますが、最新の正確なスケジュールは Google Meet ハードウェアの新機能でご確認ください。
    • これらの機能を組織に展開している間、一時的に問題に関する不正確なデータが表示されたり、表示に遅延が生じたりする可能性がありますが、機能の展開が完了すれば解消します。
    • アラート通知は、今回新たに検出対象となった問題が組織の管理コンソールに初めて表示されてから最長 1 週間は届かない可能性があります。これは機能が順次展開されることによるものであり、想定どおりの挙動です。
対象
  • Google Meet ハードウェアをご利用のすべてのお客様。
 
関連情報
  • Google Workspace 管理者用ヘルプ: 接続と周辺機器に関するアラートを受信する
  • Google Workspace 管理者用ヘルプ: Google Meet ハードウェアを管理する