この記事は 5 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

G Suite 管理者は、Google モバイル管理を利用して、ユーザーがモバイル端末から仕事用のアプリやデータに安全にアクセスできるようにすることができます。管理者がこのようなセキュリティを確保するには、管理対象端末のパスワードによる保護を必須にし、パスワードに特定の要件(文字数、パスワードの安全度など)を課すという方法があります。

従業員の多くは、仕事とプライベートの両方の目的でスマートフォンを使用しています。そのため Google では、仕事用プロファイルを設定することにより、大部分の Android 搭載端末で仕事用データと個人用データを区別できるようにしています。管理者はこのたびのリリースにより、仕事用プロファイル内のアプリにのみパスワード ポリシーの適用を必須にして企業データを保護しつつ、個人用アプリの保護はユーザーにまかせることができるようになります。
 

仕組み
管理コンソールの [端末管理] > [パスワードを設定] から、管理対象端末でのユーザーによるパスワード設定を必須にし、そのパスワードの要件を指定することができます。このパスワード ポリシーは、その管理者のドメイン内のすべての管理対象端末に適用されます。
 

パスワード ポリシーを仕事用プロファイルにのみ適用する場合は、管理コンソールの [端末管理] > [Android 設定] > [仕事用プロファイル] に移動し、[仕事用プロファイルにのみパスワード設定を適用します] チェックボックスをオンにします。こうすると、Android 7.0 以降を搭載した端末でのみ、仕事用プロファイルにパスワード ポリシーが適用されます。ドメイン内のその他の管理対象端末では、パスワード ポリシーは端末全体に適用されます。
 

詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)

対象:
管理者とエンドユーザー

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: Android モバイル端末に設定を適用する