この記事は 5 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

Google カレンダー内で変更が行われると、何が起きたのかを把握するのに役立つ情報が管理コンソールの監査ログに記録されます。このたび、サードパーティ システム(Microsoft Exchange、IBM Notes など)からの変更がより簡単に確認できるようになりました。変更が行われると、サードパーティ システムからユーザー宛てに、ICS ファイルが添付されたメールが送信されます。

サードパーティ システムからの変更について容易に調査していただけるよう、監査ログに新たに次のような情報を追加しました。
 
  • メールの送信者のアドレス
  • さらに詳しく調査するために、Gmail の監査ログで使用できるメッセージ ID
  • メールを送信したサードパーティ システム(例: Microsoft Exchange Server 2013)
  • メールの送信先
サードパーティによる変更をすべて表示するには、[API の種類] 欄で [Gmail の ICS パーサー] を選択してアクティビティをフィルタします。

Microsoft Exchange ユーザー john@exchange.altostrat.com から Google カレンダー ユーザー jane@altostrat.com に送信された予定の招待状に関する監査ログの例を以下に示します。
 
  • アクティビティ名: 予定が作成されました
  • アクティビティの説明: john@exchange.altostrat.com さんが新しい予定「週例チーム ミーティング」を作成しました
  • ユーザー: john@exchange.altostrat.com
  • カレンダー ID: jane@altostrat.com
  • 予定のタイトル: 週例チーム ミーティング
  • 予定 ID: _60q30c1g60o30e1i60o4ac1g60rj8gpl88rj2c1h84s34h9...
  • API の種類: Gmail の ICS パーサー
  • ユーザー エージェント: Microsoft Exchange Server 2013
  • 送信先メールアドレス: jane@altostrat.com
  • メッセージ ID: < 001a11474d047be4c80553f59b74 altostrat.com="">
  • 日付: 5 月 22 日 7:53
この情報を参照することで、G Suite サポートに依頼することなくご自身で変更の詳細を調査できるようになります。

これらのレポートは、管理コンソールの [レポート] > [カレンダー] からご確認いただけます。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
完全展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: カレンダーの監査ログ