この記事は 6 月 14 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

G Suite 管理者は「エンドポイントの確認」という新しい機能を使って、自社のデータやアプリへのアクセスに使用されているパソコンをより詳細に把握できるようになります。

エンドポイントの確認では Chrome 拡張機能やユーザーの端末のネイティブ アプリを介して情報が収集され、管理者はその情報を管理コンソールの新しいレポートで表示できます。デスクトップ パソコンとノートパソコンのレポートを対象とした手軽なソリューションとして、この確認機能を管理者による組織のセキュリティ体制維持にお役立てください。

エンドポイントの確認レポートに表示されるデスクトップ パソコンの情報

エンドポイントの確認によって管理コンソールに新しいビューが追加されます。ユーザー端末での設定(下記参照)が完了すると、管理者は次の情報を確認できるようになります。

 
  • 企業データにアクセスする社内のデスクトップ パソコンとノートパソコンのインベントリ。
  • 画面ロック、ディスク暗号化、OS バージョンなどの端末情報。


レポートを表示するには、管理コンソールを開いて [端末管理] > [エンドポイントの確認] にアクセスします。
 
エンドポイントの確認が有効な場合に管理コンソールに表示される情報

組織でエンドポイントの確認を導入する方法

エンドポイントの確認は、Chrome OS、macOS、Windows の端末でご利用いただけます。Chrome 拡張機能をインストールする必要があり、Windows 端末と macOS 端末では拡張機能と連携するネイティブ アプリも必要です。拡張機能とアプリはユーザーごとに個別にインストールすることも、一括で導入することもできます。詳しくは、管理者向けヘルプセンターのエンドポイントの確認を導入する方法についての記事をご覧ください。

エンドポイントの確認のエンドユーザー エクスペリエンス

エンドポイントの確認拡張機能をユーザーの端末にインストールすると、その端末に通知が表示されます(下記の画像を参照)。ユーザーは、端末のデータが管理者のエンドポイントの確認レポートに表示されるように、[同意する] をクリックする必要があります。ユーザーが [同意する] をクリックしないと、その端末に関する情報は表示されません。エンドポイントの確認とユーザー端末に関する情報は、ユーザー向けヘルプセンターに記載されています。
 
拡張機能の初回起動時に表示されるエンドポイントの確認の通知


リリースの詳細

リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)

対象:
管理者とエンドユーザー

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
管理者向けヘルプセンター: Chrome ユーザーのコンピュータを監視する
エンドユーザー向けヘルプセンター: 管理者によるパソコンの監視を許可する (内容更新中)