この記事は 7 月 25 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

改定版:2018年7月27日 -  Google Cloud Next 2018 コンファレンスアジェンダにて一部の機能として取り上げられたものですが、リリースまでの準備がまだ整っておりません。リリースに関する情報をG Suiteをご利用のお客様がいち早くお知りになれるよう、G Suite Updates blog 並びに G Suite release calendar を定期的にご覧ください。

Microsoft Office 製品で他のユーザーがファイルを編集中かどうかを確認できる新機能を、Google ドライブに追加しました。これにより共同編集が円滑に進み、バージョン競合を回避できるようになります。これはドライブ ファイル ストリームのクラウド同期ソリューションを使用する機能であるため、利用するには、ドライブ ファイル ストリームを使用している必要があります。

バージョンの競合を避ける

ドライブで Microsoft Word、PowerPoint、Excel のドキュメントを開くときに、自分の他にそのドキュメントを編集中のユーザーがいるかどうかをドライブ側で確認し、安全に編集できるか、または待った方がよいかを通知します。ドライブには次のように表示されます。

  • 安全に編集できます: 誰も編集していません。
  • 編集を待機してください: 他のユーザーが編集中であるため、編集すると複数の競合バージョンが作成されます。
  • 新しいバージョンが作成されました: 別の編集者が新しいバージョンを保存しました。
  • 新しいバージョンが作成されました(競合): 編集中のファイルを他のユーザーも編集しました。クリックすると並べて表示されます。これは、1 つのバージョンにまとめるのに役立ちます。
ファイルを安全に編集できるかどうかを確認する


競合が発生した場合に並べて比較し解決する

ドキュメントのバージョンの競合が発生した場合、ドライブは 2 つのバージョンを並べて相違部分を表示します。この独自の機能により、複数のバージョンを 1 つの最新ドキュメントにすばやく統合できます。
 
競合するバージョンを比べて最新のドキュメントを作成する

Google では、この機能により「ドキュメントの競合」がなくなり、競合が発生したときに生まれる不満や二度手間を減らすことができ、ドライブでさまざまな形式のファイルを扱う共同作業もやりやすくなると考えています。

ドライブ ファイル ストリームを使用してこの機能を表示する

この機能はドライブ ファイル ストリームの一部です。ドライブ ファイル ストリームは、G Suite をご利用の大部分の組織に適したクラウド ファイル同期ソリューションです。マイドライブとチームドライブのファイルをクラウドから直接ストリーミングでき、次のような利点があります。

 
  • ドライブ ファイルをオフラインで利用できるようになる
  • ディスクの空き容量が増え、ネットワーク帯域幅が解放される
  • ユーザーのハードドライブに保存される会社のデータの量を最小限に抑える
  • Microsoft ファイルのバージョン競合アラートなどの新機能が使える


Google ドライブの同期ソリューションを選択して導入する方法については、ヘルプセンターをご覧ください。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション
G Suite のすべてのエディションが対象

展開ペース:
段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)

対象:
すべてのユーザー

対応:
必要に応じてチェンジ マネジメントを推奨