この記事は 1 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

新しい機能の概要G Suite 管理者が組織内での Hangouts Meet の使用状況を的確に把握、管理できるように、管理コンソールに 2 つの新機能を追加いたします。追加される機能は以下のとおりです。

  • Meet の品質管理ツール: このツールを使用すると、ドメイン内の会議情報をすばやく簡単に確認できます。この情報を利用すると、会議中に何が起きたか、品質上の問題が発生した原因として何が考えられるかを確認できるので、トラブルシューティングにかかる時間を大幅に短縮できます。

  • Hangouts Meet のアクティビティ ログ: Meet の使用状況や品質に関する情報を閲覧できるようになりました。管理コンソールの [レポート] > [監査] > [Hangouts Meet] をクリックすると Meet のアクティビティ ログが表示され、ドメインでの使用状況に関する概要および詳細な情報を把握できます。
ご利用対象管理者のみ

利点Meet の品質管理ツール: Meet の品質管理ツールは、会議のトラブルシューティングに役立つように設計されています。特定の会議に関する情報を確認することも、期間、場所、デバイス、ユーザーを指定してフィルタすることもできます。Meet の品質管理ツールで表示できるデータは、後述の Hangouts Meet のアクティビティ ログでより詳しい分析に使用できます。

Hangouts Meet のアクティビティ ログ: デバイスやユーザーが通話を終了するたびに、使用状況や品質を示す「アクティビティ イベント」が生成されます。このイベントには、エンドポイント(デバイスの種類、場所、IP、ID、通話の評価など)、使用状況(動画のタイムシェア、画面共有、音声など)、ネットワーク統計情報(ジッター、パケットロス、RTT など)に関する情報が含まれます。詳しくは、確認できるデータ (内容更新中) についてのヘルプセンター記事をご覧ください。


Hangouts Meet のアクティビティ ログのデータを確認すると、次のような疑問を解決するのに役立ちます。
  • ビデオ会議を利用すると組織のワークスタイルは変わるか(どのように変わるか)
    • 積極的にコミュニケーションをとっている場所とそうでない場所を確認する
    • さまざまなユーザー グループが 1 日または 1 週間にビデオ会議に費やしている時間(分単位)を確認する
    • Meet が離れた場所での業務に役立っているかどうかを確認する
    • Hangouts Meet ハードウェアの使用状況を分析する。時間帯や場所による使用状況の違いを確認する
  • ネットワークのパフォーマンスはどうか、ユーザーには動画の品質についてどのような影響があるか
    • ユーザーはドメインの通話品質をどのように評価しているか。その評価は時間や場所によって異なるか
    • Meet が組織全体または特定の場所でどのくらいの帯域幅を使用しているか
ご利用方法
  • 管理者
    • Meet の品質管理ツール: Meet の品質管理ツールを使用するには、特権管理者であるか、適切な管理者権限が委任されている必要があります。Meet の品質管理ツールのアクセス権の委任について詳しくは、ヘルプセンターの手順をご覧ください。
    • Hangouts Meet のアクティビティ ログ: 管理コンソールにアクセスし、[レポート] > [監査] > [Hangouts Meet] に移動します。ここでは、任意の分析ツールにデータを書き出して(Activity API や BigQuery(G Suite Enterprise をご使用の場合)を使用)、疑問を解決することができます。

BigQuery を使用したデータの書き出し

  • エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
関連情報
ヘルプセンター: ミーティング品質のトラブルシューティング
ヘルプセンター: Hangouts Meet の監査ログ

リリース時期展開の詳細
  • 即時リリースをご利用のドメイン: 2019 年 1 月 22 日以降、完全に展開(1~3 日かかります)
  • 計画的リリースをご利用のドメイン: 2019 年 1 月 22 日以降、完全に展開(1~3 日かかります)
G Suite のエディション
  • Meet の品質管理ツールと Meet のアクティビティ ログはどちらも、G Suite のすべてのエディションでご利用いただけます。

デフォルト設定(有効または無効)
  • この機能はデフォルトで有効になります。