この記事は 11 月 30 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
2020 年 12 月 3 日より、Google Chat のグループ会話機能のうち、次の 3 つが変更になります。
  • メンバーの追加、変更。新しいグループ会話ではメンバーを追加、変更できるようになります。
  • 別の Google Vault 保持ポリシー。Vault の保持ポリシーを設定している場合、新しいグループ会話には別の保持ポリシーが適用されます。
  • 従来のハングアウトとの互換性。今後数週間以内に、ハングアウトでのグループ会話が Google Chat でも表示されるようになります。
各アップデートの詳細については、以下をご覧ください。
 
対象
管理者とエンドユーザー
 
利点
以前お知らせ(英語)しましたとおり、2021 年前半からは誰でもハングアウトから Chat へのアップグレードを開始できるようになります。移行を円滑に進めるために、ハングアウトの会話や保存された履歴の移行は自動で実施します。今回の変更は、従来のハングアウトと Chat の互換性を確保し、ユーザーの移行を可能な限りシームレスに行うためのものです。
 
詳細
新しいグループ会話
グループ会話に新たにメンバーが追加されると、メンバーの追加を知らせるメッセージが全メンバーに表示されます。新メンバーは、参加前に送信されていたメッセージを含む会話全体を閲覧できるので、簡単に会話についていくことができます。
 
 
 
12 月 3 日より前に作成していたグループ会話については、会話設定メニューの [新しいチャットを開始] オプションを使用して、同じメンバーとの会話を簡単に新規作成できます。
 
 
履歴と保持設定
エンドユーザーは会話レベルで履歴のオンとオフを切り替えることができますが、管理者は組織内のユーザーが行うチャットの履歴を保持するかどうかを設定できます。組織向けに設定を行ったうえで、ユーザーが各会話の履歴設定を変更できるようにすることも可能です。
 
これらの新しいグループ会話については、適用される Vault の保持ポリシーも異なることに注意してください。Google Vault でカスタムの Chat 保持ルールを設定する場合は、その適用範囲が変更になります。[すべての Chat スペース](以前の [すべてのチャットルーム])で設定したルールが、既存のチャットルームのほかに、新しいグループ メッセージと、Chat とハングアウト間で同期しているグループ メッセージにも適用されるようになります。詳細はヘルプセンターをご覧ください。
 
従来のハングアウトとの互換性
ハングアウトのグループ会話が、(会話、メッセージ履歴の順で)Google Chat に今後数週間のうちに表示されるようになります。これによりユーザーは、会話の内容を保持したままハングアウトから Chat に移行することができます。さらに、Chat の 1 対 1 でのメッセージ、新しいグループ会話、非スレッド形式のチャットルームが、ハングアウトに表示されるようになります(注: この変更は、ハングアウトを有効にしているユーザーにのみ反映されます)。
ご利用にあたって
  • 管理者: 既存の保持ルールを見直して、必要なメッセージ データのみが保持されるようにルールを変更する必要があるかどうかを確認することをおすすめします。また、組織に対して Chat で履歴を有効または無効にする方法については、ヘルプセンターをご覧ください。
  • エンドユーザー: 2020 年 12 月 3 日以降、新しいグループ会話ではデフォルトでメンバーを変更できるようになります。
 
リリース スケジュール
新しいグループ会話
従来のハングアウトとの互換性
ご利用対象
  • Google Workspace Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Basic、Business、Education、Enterprise for Education、Nonprofits をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials および Enterprise Essentials をご利用のお客様は対象外
関連情報