この記事は 2 月 16 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。


概要
ユーザーが Google ドライブ内のファイルへのリンクを特定のユーザー グループと共有するのに役立つよう、管理者が対象グループを定義できるようになりました。対象グループを定義しておくことで、組織のデータの安全性が保たれるほか、ユーザーがファイルを適切な相手とよりスムーズに共有できるようになります。

この機能は、これまでベータ版でご提供していたものです。ベータ版でいただいたフィードバックを踏まえ、次の 2 点の重要な改良が行われています。
  • 共有先として推奨できる対象グループの最大数が、3 個から 5 個に増えています。
  • 対象グループとして追加できるのは、ベータ版では管理者が作成したグループのみでしたが、今後はどのようなグループでも追加することができます。追加するグループが別々の組織に所属していても構いません。
詳細は以下をご確認ください。また、ヘルプセンターに対象グループのおすすめの導入方法に関する記事がありますので、併せてご参照ください。


対象
管理者とエンドユーザー



利点
以前は、管理者がファイルのリンク共有をユーザーに許可する際、共有する相手として、ドメイン全体、またはリンクを知っているユーザー全員のどちらかしか選択できませんでした。対象グループを使用することにより、管理者はより詳細なリンク共有のオプションを定義、推奨できるようになりました。これには次のような利点があります。
  • 適切な範囲を超えた情報共有を行いにくくすることで、組織のセキュリティ対策を強化することができます。
  • より限定的かつ適切な相手と情報を共有するようユーザーを促すことができます。
  • 複数の相手から届く共有リクエストをユーザーが管理する必要性が軽減され、共有作業を効率化できます。
  • 組織内での共同作業を、よりシンプルかつ効率よく安全に行えます。
 
ご利用にあたって
  • 管理者: 対象グループの設定は、管理コンソール > [ディレクトリ] > [対象グループ] にあります。グループまたは組織部門単位で対象グループを割り当てることができます。組織の対象グループの管理について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。また、対象グループのおすすめの導入方法も併せてご参照ください。
  • エンドユーザー: この機能にはエンドユーザー向けの設定はありません。管理者がこの機能を有効にしている場合は、上の画像のように、ドライブのリンク共有オプションとして、ユーザーが利用できる対象グループが表示されます。Google ドライブ内のファイルを共有する方法について詳しくは、ヘルプセンター記事をご確認ください。
管理者は管理コンソールで対象グループを作成することができます





リリース スケジュール


ご利用対象
  • Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Business、Enterprise for Education をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Enterprise Essentials、および G Suite Basic、Education、Nonprofits をご利用のお客様は対象外


関連情報
ロードマップ