この記事は 2 月 18 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
アラート センターに新しいアラートが追加されます。具体的には、以下のアラートを確認できるようになります。
  • レポートルール(旧「カスタム監査ログアラート」)
  • アプリ設定とユーザー アカウントに対する変更に関連した 11 の新しいアラート(旧「事前定義された管理者向けアラート」、後述)
アラート センターでは、アラートの概要、イベントの日時、イベントの説明、関連する監査ログの名前など、特定のアラートに関する重要な情報を確認できます。[監査ログ内を検索] をクリックして、アラートをトリガーしたイベントの詳細を表示することも可能です。


対象
管理者のみ


利点
管理者は、ドメイン内の潜在的な問題に関する通知をアラート センターで確認し、エンドユーザーの教育を行う、既存のポリシーまたは設定を更新するなどの対応を取ることで、問題を解決して組織をセキュリティ上の脅威から保護できます。また、Alert Center API (英語) を使用して、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)システムやチケット発行プラットフォームなどの既存のシステムにアラートをエクスポートできます。
 
 
以前、レポートルール(旧「カスタム監査ログアラート」)その他のアラート(旧「事前定義された管理者向けアラート」)の管理場所が管理コンソールの [セキュリティ ルール] に移動され、ルールとアラートをまとめて確認しやすくなり、1 か所で簡単にアラートを管理できるようになりました。今回、これらのアラートの通知をアラート センターに表示することで、重要な通知と組織に対する潜在的なセキュリティ上の脅威を詳細かつ一元的に把握できるようにしています。関連するアラートを包括的に把握して、組織の状況確認と管理にお役立てください。



補足情報
アラート センターにレポートルールを表示
レポートルールは、組織の監査ログに基づいたカスタム アラートを作成できるカスタムルールです。これまでは、ルールがトリガーされたときにメール通知が届くだけでしたが、今回のリリースにより、これらのイベントをアラート センターで確認できるようになります。
 
設定済みのレポートルールについては、管理者がルールごとにアラート センターの通知を手動で有効にする必要があります。新たに設定するレポートルールでは、アラート センターの通知がデフォルトで有効になりますが、管理者はルールの設定時または設定後にこれを無効にすることもできます。

レポート ルール作成もしくは編集時の新しい「アラート センターに送信する」オプション

 
アラート センターにユーザーとアプリ設定の変更に関する 11 のアラートを表示
以下の 11 のアラートに関する通知を表示できるようになりました。これらのアラート センターの通知はデフォルトで無効になっており、管理者が有効にできます。
  • カレンダーの設定の変更
  • ドライブの設定の変更
  • メール設定の変更
  • モバイル設定の変更
  • 新しいユーザーの追加
  • 停止中のユーザーの再開
  • ユーザーの削除
  • ユーザーへの管理者権限の付与
  • ユーザーの停止(管理者へのメールアラート)
  • ユーザーの管理者権限の取り消し
  • ユーザーのパスワードの変更

アラート センターに新たに追加されたアラート例

ご利用にあたって
  • 管理者:
    • レポートルール: 設定済みのアラートに対してはデフォルトで無効になっています。新たに設定するアラートではデフォルトで有効になります。管理者は、ルールの作成時と編集時にアラート センターの通知を有効または無効にできます。レポートルールの作成、閲覧とアラートの設定方法については、ヘルプセンターをご確認ください。
    • ユーザーとアプリ設定の変更: アラートはデフォルトで無効になっていますが、それぞれ個別に有効にすることができます。アラート センターでアラートを確認、管理する方法については、ヘルプセンターをご確認ください。
  • エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
ご利用対象
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、および G Suite Basic、Business、Nonprofits をご利用のお客様
関連情報