Google Workspace をご利用のより多くのお客様に向けて Fundamental データ リージョンの提供を開始
2021年7月28日水曜日
この記事は 7 月 21 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
データ リージョンを使うことにより、選択した Google Workspace アプリの対象データをどこに保管するかを指定できます。改名されて Enterprise データ リージョンとなった既存のデータ リージョン機能では、そのさまざまな機能を Google Workspace Enterprise Plus と Education Plus のお客様にご利用いただけます。
Fundamental データ リージョンは限定バージョンのデータ リージョンであり、Google Workspace Enterprise Standard、Business Plus、Business Standard、Frontline のお客様にご利用いただけるようになります。
管理者
Google Workspace のクラウド インフラストラクチャは世界各地に分散しているため、レイテンシを抑えられるほか、地理的冗長性によりデータを保護することができます。このため、多くのお客様はデータの保管地域を制限されていません。しかしながら、保管地域を指定することが望ましい組織では、データ リージョンを指定することでニーズを満たすことができます。
Google Workspace Enterprise Plus と Education Plus のお客様にご利用いただける Enterprise データ リージョンと比べ、Fundamental データ リージョンの機能は限定されます。主な違いは次のとおりです。
- 単一のリージョンと複数のリージョン: Enterprise データ リージョンでは複数のリージョン ポリシーを設定できますが、Fundamental データ リージョンでは選択した単一のリージョンしか使用できません。
- ルート OU での制御と OU およびグループでの完全な制御: Enterprise データ リージョンでは、組織のグループごと、組織単位(OU)ごとにカスタマイズした異なるデータ リージョンを使えます。Fundamental データ リージョンでは、ルート OU レベルで単一のポリシーを設定することしかできません。
- レポートの使用: Enterprise データ リージョンには、対象データの移動の進行状況に関する詳細レポートが含まれます。これらのレポートは、Fundamental データ リージョンではご利用いただけません。
Enterprise データ リージョンのフル機能が必要な場合、管理者は管理コンソールの [サブスクリプション] ページにアクセスして、ライセンスを Google Workspace Enterprise Plus または Education Plus にアップグレードできます。
- 管理者: この機能はデフォルトでは無効になっています。詳しくは、データの地理的な保管場所を選択するをご覧ください。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
Fundamental データ リージョンで利用可能な管理コンソールでの各種設定
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2020 年 7 月 21 日より長期的に展開(機能をご利用いただけるようになるまでに 16 日以上かかる場合があります)
- Fundamental データ リージョン: Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Frontline のお客様に新たに提供を開始します
- Enterprise データ リージョン: すでに Google Workspace Enterprise Plus、Education Plus のお客様にご利用いただけます
- Google Workspace Essentials、Enterprise Essentials、Education Fundamentals、Nonprofits、G Suite Basic、Business のお客様は対象外