この記事は 1 月 27 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
新しい Directory Sync ソリューションのデータ版がリリースされます。このデータ版を使用すると、Active Directory のユーザーとグループのデータを簡単に Google Cloud ディレクトリと同期できます。
 
 
Directory Sync は Google Cloud Directory Sync(GCDS)に代わる機能です。オンプレミスのハードウェアやデプロイメントの管理を必要としない完全なクラウドベースのソリューションを使って Microsoft Active Directory LDAP データと Google Cloud ディレクトリを同期することをご希望の場合は、この機能をご利用になることをおすすめします。ご利用にあたっては、この機能の詳細およびネットワーク要件をご確認ください。
 
対象
管理者
 
利点
新しい Directory Sync ソリューションを使用するメリット: 
  • クラウドベースである: クラウドベースの同期処理が自動スケジュールに基づいて絶えず繰り返し実行されるため、同期クライアントやオンプレミス ソフトウェアをインストールする必要がありません。
  • 使いやすい: 管理コンソールと一体化したシンプルで新しい UI により、LDAP の知識がなくても簡単に使用できます。また、Google の実行ルールがなくても、複数の Active Directory ソースから同期したり、Active Directory から同期せずに Google 内のユーザーやグループのサブセットを管理したりできます。
  • レポートが一元化されている: 管理コンソールでレポートをまとめて管理できます。カスタム アラートをフィルタ、検索、設定できます。
  • ネイティブ マルチディレクトリに対応している: 複数の Active Directory ソースのユーザとグループを同期できます。
 
ベータ版 Directory Sync の最初のスコープでは、Active Directory でのユーザーおよびグループの同期のみサポートされ、属性の範囲も制限されます。今後、その他の機能を追加して、より多くの属性に対応できるようにするほか、組織部門のマッピングを通じて組織部門単位で新しいユーザー アカウントを自動配置できるようにしたり、さらに多くのデータ形式に対応できるようにしたりする予定です。
 
 
補足情報
ご利用の Active Directory サーバーがオンプレミスにあるか、Google Cloud 環境外でホストされている場合は、Cloud VPN または Cloud Interconnect を使用して Google Cloud と LDAP サーバー間の接続を設定する必要があります。Directory Sync を使用するためのシステム要件およびサポートされている Directory Sync のネットワーク接続をご確認ください。
 
 
ご利用にあたって
  • 管理者: ベータ版 Directory Sync を使用するには、[管理コンソール] > [ホーム] > [ディレクトリ] > [Directory Sync] にアクセスしてください。ベータ版へのお申し込みや登録は必要ありません。新しい Directory Sync の管理者ユーザー ロールを使って、Active Directory を管理する権限を委任することもできます。ヘルプセンターで新しい Directory Sync の使い方や、Directory Sync に関するよくある質問をご確認ください。
  • エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
 
リリース スケジュール
 
対象
  • Google Workspace をご利用のすべてのお客様、および G Suite Basic、G Suite Business、Cloud Identity をご利用のお客様
 
関連情報