この記事は 12 月 6 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
2020 年、Google は iOS デバイス上のデータの引き出しを防ぐ保護機能をいくつかリリースしました。本日は、iOS 上のデータの引き出しを防ぐ新しい保護機能の改善点についてお知らせします。このたびのセキュリティ管理機能の拡張では、iOS デバイスに保存された機密性の高い企業データを管理者がより多くの方法で保護できるようにすることを目的としています。
 
 
これにより、管理者は Google Workspace のデータに対する以下の操作をオンまたはオフに設定できるようになります。
  • Google Workspace のファイルまたはデータを個人用アプリにコピーする
  • AirDrop や iOS 共有シートを使用して Google Workspace のデータを個人アカウントに共有する
  • AirPrint で Google Workspace のファイルを印刷する
  • iOS 共有シートを使用して Google Workspace のアイテムを保存する
  • Google Workspace の画像や動画を iOS の「写真」に保存する
  • iOS 共有シートを使用して Google Workspace のアイテムを「連絡先」に割り当てる
  対象
管理者とエンドユーザー
 
  利点
これは、Google Workspace のデータと、その情報が組織内の iOS デバイスで保存、共有、使用される方法に関するデータ保護機能を強化するための継続的な取り組みにおける次なる一歩です。なお、Android デバイスでは仕事用プロファイルを通じて同様の保護機能をすでにご利用いただけるようになっています。
 
  ご利用にあたって
  • 管理者: 上記の設定を組織全体の組織部門単位で適用して、組織内のあらゆる iOS モバイル デバイスにポリシー設定を拡張することもできます。この設定は、管理コンソールの [デバイス] > [モバイルとエンドポイント] > [iOS 設定] > [データ共有] で変更できます。詳しくは、iOS デバイスでのデータ保護に関するヘルプセンター記事をご覧ください。 
     
  • エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。制限されている操作は表示されません。例外的に、[ファイルに保存] は表示されますが、操作が制限されていることを知らせるダイアログがポップアップ表示されます。
 
リリース スケジュール
 
対象
  • Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Enterprise for Education、Cloud Identity Premium をご利用のお客様
 
関連情報