モバイルで、新規のメール、予定、ファイルにデフォルトでクライアントサイド暗号化を設定する
2024年3月22日金曜日
この記事は 2 月 29 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
管理者が Android と iOS でクライアントサイド暗号化(CSE)をデフォルトとして設定できるようになりました。対象項目は以下のとおりです。
- 新たに下書きを作成した Gmail のメールと返信
- 新たに作成した Google カレンダーの予定
- Google ドライブに新たにアップロードしたファイル
Gmail でのクライアントサイド暗号化
センシティブ データを常時取り扱うウェブとモバイルの両方のユーザーに対して、管理者がクライアントサイド暗号化をデフォルト モードとして設定できるようになりました。これにより、組織はコンプライアンスや規制の要件を満たすとともに、チェンジ マネジメント プログラムの負担を軽減できます。モバイルで新たに作成したメールと予定や、新たにアップロードされたファイルには、お客様が管理する鍵を使用して自動的にクライアントサイド暗号化が適用されるため、ユーザーは最初から所属組織のポリシーを遵守することができます。このように、外出中のセンシティブ データ処理時の優先モードをデフォルトで指定することで、規制やデータ主権に関する要件が特に厳しい組織でもコンプライアンスを徹底できるようになります。
詳しくは、最初のお知らせをご覧ください。
- 管理者: この機能はデフォルトでは無効になっていますが、組織部門単位で設定することができます。クライアントサイド暗号化の詳細は、ヘルプセンターでご確認いただけます。
- エンドユーザー: Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドでの暗号化ファイルの操作の詳細をヘルプセンターでご確認ください。
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 2 月 29 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
- Google Workspace Assured Controls は、Google Workspace Enterprise Plus をご利用のお客様のみを対象としたアドオンとして提供されます。詳しくは、Google アカウント担当者までお問い合わせください。
- Google Workspace アップデート: 新規のメール、予定、ファイルにデフォルトでクライアントサイド暗号化を設定する
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: クライアントサイド暗号化について
- Google Workspace ブログ: Google Workspace がクライアントサイド暗号化を使ったデータのプライバシー管理を Gmail とカレンダーに拡大
- Google ヘルプ: 暗号化されたファイルをドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドで使ってみる
- Cloud ブログの投稿: Google Workspace に Assured Controls が加わり、データ リージョンの適用対象も拡大