Gmail のクライアントサイド暗号化がモバイル デバイスに対応
2023年10月9日月曜日
この記事は 09 月 29 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
このたび Gmail のクライアントサイド暗号化が Android および iOS デバイスに対応することになりました。これらのデバイスでも、暗号化されたメールの読み書きを直接行うことができます。モバイル デバイスでどこからでも、コンプライアンス要件や規制要件を遵守しながら機密データをやり取りできます。Gmail モバイルアプリが暗号化されたメールにネイティブ対応することになったため、複数のアプリをダウンロードしたり外部ポータルに移動したりしなくても、暗号化されたメールへのアクセスが可能です。
Google Workspace では、保存データおよび通信中のデータが安全性を重視して設計された暗号ライブラリによって暗号化されていますが、クライアントサイド暗号化を適用すると、お客様がご自身で暗号鍵およびデータへのアクセスを管理できます。クライアントサイド暗号化が適用されたメールの本文と添付ファイルに含まれる機密データは、Google のサーバーでは解読できません。暗号鍵およびそれらの鍵にアクセスするための ID サービスの管理権は常にお客様側にあります。詳細については、最初のお知らせおよび Google Workspace ブログをご覧ください。
- 管理者: クライアントサイド暗号化をユーザーが利用できるようにするためには、クライアントサイド暗号化の管理インターフェースで Android および iOS のクライアントを有効化する必要があります。この設定は、管理コンソールの [セキュリティ] > [アクセスとデータ管理] > [クライアントサイド暗号化] > [ID プロバイダの設定] から行えます。
- エンドユーザー: メッセージにクライアントサイド暗号化を適用するには、鍵アイコンをクリックして追加の暗号化を選択してから、通常どおりメッセージを作成して添付ファイルを追加します。詳しくは、ヘルプセンターで Gmail 向けクライアントサイド暗号化の使用についてご確認ください。
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: リリースは完了しています。
- Google Workspace Enterprise Plus、Education Plus、Education Standard をご利用のお客様