データ損失防止の新しいベータ版で、外部の Google フォームにファイルをアップロードする際に機密データを保護
2022年4月18日月曜日
この記事は04 月 11 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
以前は、ドライブのデータ損失防止(DLP)ポリシーが有効になっている組織単位(OU)またはグループのユーザーは、ファイルのアップロードが必要な質問が含まれる外部フォームに返答できませんでした。
このたび、機密情報の漏洩を防止しつつ、ファイルのアップロードが必要な質問が含まれる外部フォームに返答できる、新しいベータ版をリリースいたします。このベータ版では、貴社ドメインの既存のドライブ DLP ポリシーを貴社のユーザーが Google フォームに送信するファイルに適用させるため、新しいルールの作成や既存のルールの変更が不要になります。
対象のお客様は、管理者様を通じてこちらのフォームでベータ版にご関心があることをお知らせください。
管理者とエンドユーザー
今回のリリースで、エンドユーザーはすべてのドメインにおいて、ファイルのアップロードを必要とする質問が含まれる Google フォームに、ブロックされずに返答できるようになります。また同時に、管理者は DLP を使用してユーザーが共有できるデータを制御し、機密情報(クレジットカード番号や個人を特定できる情報など)の意図しない漏洩を防止できます。
- 管理者:
- こちらのフォームに入力し、ベータ版にご関心があることをお知らせください。
- ベータ版へのご参加が承認されると、Google フォームでファイルのアップロードを必要とする質問がある場合、その質問に対して送信されるファイルに貴社ドメインで定義されたドライブ DLP ルールが適用されます。
- ドライブの DLP をお使いでない場合は、管理コンソールの [セキュリティ] > [データ保護] から、ドメイン、組織部門、あるいはグループレベルで DLP ルールを作成できます。ドライブの DLP と一貫した操作(ブロック、警告、監査)を適用できます。組織で Google フォームのデータ損失防止(DLP)を有効にする方法について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。
- エンドユーザー:
- エンドユーザーは普段どおりにフォームに返答できるほか、今後はドメイン外のフォームや、ファイルのアップロードが必要な質問が含まれるフォームにも応答できます。
- フォームがエンドユーザーのドメインの DLP ルールに違反している場合は、エンドユーザーは警告を受け取るか、送信をブロックされる可能性があります。
- Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus をご利用のお客様
- Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外