この記事は7 月 14 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
2021 年に、Google ドライブの信頼ルールのクローズド ベータ版についてご案内しました。管理者はこの機能によって、組織内外でファイルを共有する方法をより細かく制御することが可能になります。本日より、特定の Google Workspace エディションをご利用のお客様を対象に、オープンベータ版としてこの機能のご提供を開始します。ご利用にあたって、特定のベータ版プログラムに登録する必要はありません。詳細やご利用対象となるお客様につきましては、以下をご覧ください。
 
 
信頼ルールを定義することで、管理者は組織内外のユーザーとの共有を制限するポリシーを適用できます。組織部門単位やグループ単位で特定のルールを設定することもできるため、すべてのユーザーに包括的なポリシーを適用するよりもきめ細かな制御が可能になります。
 
 
信頼ルールの有効化は管理コンソールから行えます。信頼ルールを有効にすると、「共有オプション」機能に代わってこの機能を管理コンソール内の Google ドライブ設定画面で使用できるようになります。既存のドライブの共有設定は自動的に信頼ルールになります。これにより、既存の共有設定やセキュリティ構成が変更されることはありません。
 
 
詳細情報につきましては、以下をご覧ください。
 
 
対象
管理者とエンドユーザー
 
 
利点
これまで、管理者は組織外とのファイル共有の禁止や信頼されたドメインとのみ外部共有を許可するといった設定を行うことだけが可能で、ドライブでの共有設定について詳細な制御を行うことはできませんでした。
 
 
ベータ版の信頼ルールを有効にすることで、管理者は組織内外でのファイル共有方法をよりきめ細かく制御できるようになります。たとえば、組織の現場スタッフとそれ以外のユーザーとの間で異なるアクセス権限を設定することが可能になります。
 
  ご利用にあたって
  • 管理者: 対象となる Google Workspace エディションの管理者は、管理コンソールから [ルール] > [信頼ルールを有効にする] を選択することでこの機能を有効にできます。信頼ルールの詳細については、ヘルプセンターをご確認ください。
 
 
  • エンドユーザー: 管理者が設定する信頼ルールによってドライブのファイルを共有および共同編集できる相手が決まります。
 
リリース スケジュール
 
対象
  • Google Workspace Enterprise Plus、Enterprise Standard、Education Plus、および Education Standard をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Education Fundamentals、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、G Suite Business をご利用のお客様は対象外
 
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