この記事は 6 月 27 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要
昨年リリースした Gmail のマルチ送信機能により、多数の宛先に対してこれまでより簡単に個別のメール送信を行えるようになりました。また、@firstname や @lastname といったメールへの差し込みタグを使ってマルチ送信メールをカスタマイズできる機能もリリースしました。
 
このたびウェブ版 Gmail において、メールへの差し込み機能が Google スプレッドシートと連携します。この連携機能により、スプレッドシートを最大 1,500 件の宛先とリンクし、スプレッドシートの任意のデータ列をメールへの差し込みタグとして使用できるようになります。
Google スプレッドシートが Gmail のメールへの差し込み機能と連携
対象
エンドユーザー
 
この機能の意義
ウェブ版 Gmail でメールへの差し込み機能を使用することで、よりカスタマイズされた魅力的なメールを多数の宛先に送信できます。
 
補足情報
今回のアップデートにより、マルチ送信機能はメールへの差し込み機能に完全に置き換えられます。また、「メールへの差し込み」アイコンの表示位置が、下書きメールの下部にある作成ツールバーから作成ウィンドウの右上に移ります。なお、スプレッドシートをリンクせずに、組み込みの差し込みタグ(@firstname、@lastname、@fullname、@email)を使ってメールへの差し込みを行うこともこれまでどおり可能です。
 
マルチ送信と同様に、メールへの差し込みが行われたメールには、デフォルトで宛先ごとに固有の配信解除用リンクが記載されます。配信を解除した場合、その送信元からはメールへの差し込みが行われたメールが届かなくなります。
 
詳しくは、Gmail のメールへの差し込み機能についての記事をご確認ください。
 
ご利用にあたって
  • 管理者: 
    • Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus をご利用の場合、メールに差し込めるのはデフォルトでは内部の宛先のみとなります。
    • Google Workspace Business Standard および Business Plus をご利用の場合は、外部の宛先の差し込みもデフォルトで許可されています。
    • いずれの Google Workspace エディションでも、外部の宛先の差し込みを組織部門またはグループ単位でオンにできます。
    • 詳しくは、ヘルプセンターでユーザーの Gmail 設定の管理組織部門またはグループ単位でのアクセス ポリシーのカスタマイズについての記事をご確認ください。
  • エンドユーザー: 
    • Gmail でスプレッドシートを下書きにリンクするには: 
      • 新しい作成タブの右上にあるアイコンを使用して、[メールへの差し込み] をオンにします。
      • [スプレッドシートから追加] をクリックし、宛先データとして使用するスプレッドシートを選択します。
        • スプレッドシートには、メールアドレスの列と宛先名の列がそれぞれ 1 列以上含まれている必要があります。 
          [メールへの差し込み] と [スプレッドシートから追加]
  • 注: 宛先データはスプレッドシートの先頭のタブに含める必要があります。
  • 注: メールへの差し込みの上限は、1 日あたり宛先 1,500 件(メール 1,500 通)です。また、スプレッドシートから宛先を追加する場合は Cc と Bcc を使用できません。
    • [スプレッドシートのリンク設定の終了] ダイアログが表示されます。
      • 宛先のメールアドレスと名前が含まれている列を選択します。
    • 下書きに差し込みタグを挿入するには: 
      • 下書きに「@」と入力して、使用できる差し込みタグのリストを表示します。
      • スプレッドシートの先頭のタブにあるすべての有効な列を差し込みタグとして使用できます。
      • Enter キーを押すか、使用したいタグをクリックして、目的の差し込みタグを挿入します。
      • 注: 件名やリンクには差し込みタグを挿入できません。
    • 詳しくは、ヘルプセンターで Gmail のメールへの差し込み機能についての記事をご確認ください。
 
リリース スケジュール